時代劇(?)2本
最近観た舞台。まず「眠狂四郎無頼控」…実はGACKTさんがけっこう好きでしてね。この舞台にはおおいに興味あったんだけどあまりのチケットの高さに懐疑的になって見送るつもりでいたら、ひょんなことから観る機会を得まして。で、観てみると……うーん。うーんうーんうーん。ちょっとねぇ。別にこの題材を選ばなくても何かもっと彼らしさの出せる演目があったんじゃないだろうか。演劇的には誉めどころがまったくない。平凡でありきたりな筋立て、あまりにも稚拙な若手女優陣、テレビサイズの演出、それら一切を諦めてただガッくんショーとして観るにしても極めて中途半端だし、これでSS席3万円ってはっきり言うけどボッタクリだよ。コンサート会場でなら豆粒ぐらいにしか見えないガッくんをあんな近くで観られるなら3万円は高くないってこと?
続いて「ムサシ ロンドン・NYバージョン」。先頃亡くなった井上ひさしさんの作品です。こちらは主役の藤原竜也・勝地涼の若手2人が着物姿の所作も美しくよく動いて時代モノとしてもキレイだったし、作劇が巧みで演劇的楽しみが充分に味わえました。とても面白かったのだけど、ここ2本ほど観た限り私はどうもあんまり井上作品とは肌が合わないようです…ひねくれ者なので、井上作品に描かれるいかにも日本人的な様々な問題点に真面目に向き合うのがイヤなのかもしれません。
さてさて、いよいよダービーですね。あいかわらずのいいかげんな予想は公式にて。金鯱賞は馬なり的に面白いメンバーですね。スマートギアにはブロコレ精神に立ち戻っていただきたいし、久々にエスエム…もといエムエスワールドにもがんばってほしいし、エリモハリアーとかタスカータソルテとか気になる馬がいっぱい。でも本命はアドマイヤオーラで(笑)。目黒記念はモンテクリスエスにナイアガラで裏表。こちらはスッキリと。
28日(金)、単行本「馬なり1ハロン劇場2010春」が発売になりました。よろしくね〜!