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2009.08.30

拡大ロードショー希望!

Nankyoku
 映画「南極料理人」を観て来ました。原作になったエッセイは数年前に読んで抱腹絶倒していたのですが、映画も原作のエッセンスをうまく汲み取ったとても面白い出来上がりでした。いやー楽しかった。ムサい男ばっかりで1年半、病原菌も生きていけないような極地で暮らして行くうちにだんだんと家族みたいな絆が結ばれて…とか書くと美しい友情映画みたいですが、もっと淡々とした、どっちかっていうとバカ映画(もちろん誉めている)ジャンル。笑いっぱなしでした。達者な役者さん揃いでセリフの間合いがすごくイイんだなぁ。とってもおすすめです。でもこれ、東京でも単館上映なんですよね。評判いいらしくて連日毎回立ち見が出てると聞きます。拡大ロードショーすべきです。写真は実際に撮影に使われた小道具。
 新潟記念はエアシェイディ、ホッコーパドゥシャ、アルコセニョーラ。キーンランドCはシンボリグラン、ウェスタンビーナス、アポロドルチェ。サクサクッと行きましょう。

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2009.08.23

来日あれこれ

RenttourChoruslineDrumstrack
 ここんとこ、いくつかの来日公演を観て来ました。まず最初は「RENT」。アンソニー・ラップ&アダム・パスカルという初演の出演メンバーが日本に来るというので熱いRENT Headsには“奇跡のツアー”と呼ばれて熱狂的に迎えられているようです。映画を観た時もそう思いましたが、この物語はやはりこうやっていろんな人種の役者が入り交じって上演されることに意味があり、説得力が増すのかな…と感じました。
 続いて「コーラス・ライン」。こちらについても同じような感想です。劇団四季が今上演しているのを観ると良くも悪くも小綺麗に粒が揃い過ぎていて、なんだか弱肉強食のオーディションっていう感じがしないんですよね。人種が違う、肌の色や髪の色や筋肉のつき方、基本的な体型がものすごく違う、たぶん言葉の訛りなんかもかなりそれぞれな、様々な個性を持つダンサーが並んでいるその見た目だけで既にこの物語の主張しようとするテーマが何も語らずとも押し出されて来るように感じるのです。レベルの高いダンスを思う存分堪能しましたし、やっぱり私は“役者”が好きなんだなぁとしみじみ感じました。こんな厳しい世界にそれでも夢を掴むために体当たりで挑んでいく勇気は美しいと思う。そのために自分を磨く努力は気高いと思う。この作品はとても好きです。
 そして「ドラムストラック」。これは芝居ではなくて、なんというか…インタラクティブ・パフォーマンスとでもいいますか。なんと観客全員に太鼓(ジェンベ=アフリカン・ドラム)が配られて、ステージ上のパフォーマーのリードで叩いて叩いて叩きまくるというたまらん楽しさの舞台なんです。いやーもうすっごい楽しかった! 昔ちょっと打楽器やってたもんだからついついマジになってしまい、気がついたら指の付け根が腫れたり内出血したりしてました(笑)。こちらが太鼓叩いてない部分の歌や踊りもとっても良かった。来年の夏に再演が決まってるそうですよ。また行っちゃおうかなー。
 ディープスカイの引退は残念でしたね…秋を楽しみにしてたのにな。札幌記念はブエナビスタを見るという目的以外に馬券を買おうという意欲がイマイチ沸き起こりません。ディープスカイのかわりにマンハッタンスカイとか、つまんないこと言っておくか…。

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2009.08.16

3次元!

Maneki1Maneki2Maneki3Maneki4
 よしだ作品、初のフィギュア化!(笑)…これは競馬予想紙ケイシュウさんのご依頼で私が元のイラストを描き、専門の業者さんに発注して立体化していただいた招き馬です。高さ30cmほどあり、かなり大きいです。私自身も自分の絵が立体化されるにあたってどこまで私の中のイメージがが再現されるか楽しみにしておりましたが、予想を遙かに超える出来映えに大満足。かわいいかわいい。ケイシュウを買ってくださった方にぜひ幸運をということで、既に南関東公営のケイシュウの各売り場に鎮座しております。皆さん、ぜひ実際に会いに行って頭のひとつも撫でてやってください。人気が出たらミニチュア化して携帯ストラップに…なんて夢も見ていますので、リクエストはケイシュウさんまでよろしく。
 北九州記念はひたすらカノヤザクラの応援です。サマースプリント、連覇してほしいなぁ。クイーンSは「馬なり〜」に登場したおなじみの馬がいっぱい出てますね…まずはつい先日ネタにさせてもらったばかりのレジネッタとヤマニンメルベイユに御祝儀馬券で裏表。どうしてもトップに立ち切れないザレマ、レインダンスに流してみましょう。

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2009.08.09

息をするように奏でる・舞う

Andaluza
 金曜日、突然の豪雨を突いて荻野リサさん出演のフラメンコを観に恵比寿へ。食事も楽しめるステキなお店で2ステージ楽しみました。今回はギターラとカンテがスペインの人で、歌もすばらしかったですがなにしろギターが凄くて。あんなに呼吸するのと同じぐらい自由にギターが弾けたら楽しいだろうなぁ…あれだけ自然に流れるように演奏できてしまったら、なんかもうできない人の方がどうかしてるように思えてしまいます。いいなぁ。私も色々と楽器はいじりましたが、どれひとつとしてマスターしたとは言えないレベル。このトシになってまた何かやりたくなってます。リサさんはアレグリアスとシギリージャ。先頃また改めてスペインへ行ってむこうの空気を吸ってきたとのこと、手先の動きの美しさ、キューッと反った腰の線がとても美しく、あいかわらずの情熱を感じされてくれる踊りでした。この日はお客さんもフラメンコをやっている人が多かったようで、タイミングを心得た掛け声もにぎやかで盛り上がったライブでした。カッコイイんですよ、タブラオのこういう空気。
 関屋記念の注目はなんといってもキャプテントゥーレの復帰ということになりそうですが、ここは馬券的にははずして買いたいと思います。キャプテンベガ、ナイアガラを母ちゃん買い。押さえとしてヒカルオオゾラ、スマイルジャックに流しておこうと思うあたりがいかにも弱気。
 函館2歳Sはもちろんチェリーソウマの応援だよ。これが本格的に強いとなってくると今後の競馬が面白くなるもんね。ふふふふふ。

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2009.08.02

ならず者たちの歌劇

Malandro
 「オペラ・ド・マランドロ」を観て来ました。「三文オペラ」を下敷きに作られた、日本では上演されるのが珍しいブラジル産のミュージカル。よくぞこれを見つけ出して来てこのキャストで上演してくれました!と拍手を送りたい舞台でした。話そのものも「三文オペラ」を換骨奪胎、ややこしい部分を整理して面白い部分は膨らませてより親しみやすく巧く作り上げられているのですが、なんといっても今回は適材適所のキャストの良さが誉め処。ブラジル出身のマルシアさんを筆頭に、どの出演者も魅力的でした。暑い夏の始まりに熱いミュージカル、楽しかったです。これから大阪&仙台に回るそうですので、お近くの方はぜひ。
 小倉記念は買いにくいメンバーだなぁ…こんな時は騎手買いですかね。ホッコーパドゥシャ、マイネレーツェル、エーティボスといったところをお印程度に。

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