青山→渋谷→丸の内
ここしばらくで観た舞台をまとめて。まずは「ダウンタウン・フォーリーズvol.6」。以前の作もほとんど観ている、歌あり踊りあり笑いありのショー。今回はすっかり好きな女優さんになった香寿たつきさんがご参加とのことでこれまでとひと味違う舞台を期待して行ってみると、私のためとしか思えない(笑)ミュージカル「南太平洋」のパロディが。しかも香寿さん演ずるタカラヅカ男役臭満々のケーブル中尉と島田歌穂さん演ずるエミールが恋に落ち、吉野圭吾さんのニューハーフなライアットとも二股愛にハマるというホモネタでした(爆)。あの日の客席であのコーナーを最も理解して笑っていたのは私だという自信があるぞ!
シアターコクーン「三文オペラ」…宮本亜門さんという演出家はスタイリッシュ系な舞台を作る人だと思っていたのですが、何を思ったのかこれはとことん悪趣味、グロテスク、喧噪と汚濁へ突っ走って行く演出で、ちょっと私はダメだった。以前同じ劇場で鹿賀さんも同作品に出演しましたが、今思えばあれは蜷川演出のわりにはずいぶんとお行儀のいい「三文オペラ」だったのだなぁ。当時あれを「もっとキレイにできないものか」と評した劇評家をせせら嗤った私でしたが、今回の演出に同じことを言いたくなってしまった…まぁこういうのが好きな人もいるのでしょう。ただし出演者はみんなとても良く、三上博史・秋山菜津子といった役者陣の歌が良くてデーモン木暮閣下・米良美一といった歌手陣のセリフが良い。その点は面白かったです。
そして「マイフェア・レディ」。これはもう古典的名作だし、安全牌だと思って気楽に観に行ったら石井一孝さんのヒギンズ教授にびっくり! なんというセリフの迫力、押し出しの良さ。うわぁ…なんか役者として立派になったなぁ。歌こそが武器だったはずのこの人がこんなにセリフが切れるようになるなんて。彼の役の力強さのおかげで舞台のテンポが良くなったし、百戦錬磨の大地真央さんもよりのびのびとやっているように見えました。ピッカリング大佐の羽場裕一さんも役作りに大人の男の余裕が出て、よりステキに。名作はこうやってまた生まれ変わって行くんだなぁと、演劇ファンとしてとてもいい気分で観ることができました。
さぁて、フローラSはピースエンブレムから行ってみましょうか。ウォーエンブレムの仔は応援すると決めているのでね。相手はリュシオル、ディアジーナ。アンタレスSにはウォータクティクスが出ているね。サトノコクオーと組み合わせてみますか。