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2008.09.28

涼しくなりましたね

Hschmidt
 朝晩、肌寒いような日が続いていますね。もう9月も末、季節はいよいよ本格的に秋でしょうか。画像は古河庭園のバラ園で撮影したヘルムート・シュミット。第5代ドイツ連邦共和国首相の名前をもらったバラです。バラには人の名前がついたものがたくさんあり、古くはマリア・カラスやイングリッド・バーグマン、新しいところではダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズやプリンセス・マサコ等々、ご紹介しきれないほど。女性に限らず男性の名前も多くつけられており、政治家の名前がついたバラだとシャルル・ドゴールなんていうのもありますね。どういう経緯でシュミット氏の名がつけられたのかは寡聞にして存じ上げませんが…美術や音楽には大変造詣の深い人だったそうなので、そのへんからでしょうか。
 ディープスカイが始動ですね。神戸新聞杯は宿敵ブラックシェルと一騎打ちかなぁ。馬券的にはつまんないと思うのでこの2頭は買わず、シンボリクリスエス産駒3頭の複勝を買っておきましょうか。オールカマーはエアシェイディとエリモハリアーをワイドで買おうかなというこれまた消極姿勢で(笑)。

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2008.09.21

食欲の秋

Locomoco
 いやまぁ、秋に限らず一年中食欲だけは自信があるのですが。だっておいしいものは人生の潤いですから。写真はハワイの名物料理・ロコモコ。なぜだか最近プチはまってまして、自分で作ったり出かけた先でお店を探して食べに行ったりしてます。早い話がハンバーグ丼なんですが、ちょっとオコチャマ料理っていうか、なんとなく楽しくなる食べ物です。
 セントライト記念はタケミカヅチの入着を軸にノットアローンとキングスエンブレムで。ローズSは人気どころを敢えて切ってエアパスカル・ブラックエンブレムのウォーエンブレム産駒2頭とオディールを馬連で2頭ずつ組み合わせて買ってみます。ちょっとはつくかな?

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2008.09.14

諧謔の難しさ

Meinfuhrer
 以前観た「善き人のためのソナタ」という映画がとても良かったので、その主演俳優・ウルリッヒ=ミューエの「我が教え子、ヒトラー」を観て来ました。彼は去年の夏、惜しくも54歳で亡くなっており、これが遺作となってしまいました。静かな眼差しが印象的な良い俳優だったのに、残念なことです。さて、その遺作。第二次大戦も末期、ナチスドイツの指導者・アドルフ=ヒトラーはすっかり自信を失っており、彼に自信を回復させ国民を鼓舞する演説をさせるために収容所からユダヤ人俳優が演技指導のために呼ばれるという皮肉な設定で、ヒトラーを徹底的に笑いのめす喜劇です。映画の中のヒトラーは惨めで滑稽で、すべての失敗を恐れてジタバタする姿は下手をするとかわいく見えたりもします。戯画的に面白可笑しく描き出すことで却って貶める、それが自身もユダヤ人である監督の仕掛けであることはよくわかるのですが、どうなんだろう…日本人にはこういう狙いの方向性ってどこで笑えばいいのかわからないんじゃないだろうか。客席もほとんど笑っていなかったし、私も「これ、笑っていいのかなぁ、面白いか?」という戸惑いが常につきまとって心から楽しむことができなかった。皮肉というのはその対象についての共通認識があってこそ通じるものだから。ミュージカル「プロデューサーズ」もユダヤ人中心の制作者陣がヒトラーを徹底的に笑い物にするという点では同じ図式で、あそこまで突き抜けてくれれば一種の爽快感があるんだけど。悲壮で背筋が寒くなる結末と作品全体にちりばめられた落とし処のわかりにくいユーモアとをどこで折り合いをつければよかったのか、困惑してしまった。ただ、ウルリッヒのあの印象的な目とたたずまい、リアリティのある人物像、笑わせたりハッとさせたりの中でふと人生の深淵について考えさせさえするほどの幅のある演技力はやはりグッと引きつけられるものがありました。この俳優の存在を知ることができて良かったと思っています。
 さぁ秋競馬。京成杯AHはクーヴェルチュール+キストゥヘヴンの牝馬コンビで行きます。セントウルSはカノちゃんことカノヤザクラにがんばってほしいなぁ。月曜の朝日CCはドリームジャーニーを頭にアドマイヤメインとエリモハリアーへ。

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2008.09.13

役者の“華”

Dscf1331
 ミュージカル「ミス・サイゴン」を観てきました。2004年以来久々の上演ですね。今回行ったのは日頃あちこちの大舞台でアンサンブルとして主役陣を支え、手堅い仕事ぶりを見せている役者さんたちがメインの役に配されている日。地力は充分のはずの彼らが思う存分のびのびと実力を発揮しているであろう姿を楽しみに席に着いたのですが…これは観劇後、色々考えさせられてしまいました。うーん、なんというのか…どうしても何か突き抜けたものを感じられなかったのですね。歌もうまいし芝居もていねいできっちり演じてて、決してどこが悪いわけでもないのだけど、何かどこかでリミッターがかかっているような感じで、こちらを圧倒するような風が吹いて来ない。この作品は特に、人物1人1人によほど説得力がないと暗くて悲しくてつらい話の流れに感情を添わせることができず、客観的になってしまってキツイのですよ。せめて誰か1人でも特別に魅力的で心を掴んでくれれば、それで舞台上に流れる時間を一緒に生きるとっかかりにできるのですが。そんな中でやはり常日頃から舞台の主役やメイン級をつとめている橋本さとしさんの持つ“華”は突出して目を引くのでした。こういう違いって、なんなのでしょう…持って生まれた質の問題なのかなぁ。いつも劇場で観ているあんな人やこんな人の突き抜けっぷりがいかにものすごいものなのかを改めてつくづくと知らされる結果となりました。難しいものですね…。

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2008.09.07

ここは〜乙女の園よ〜♪

Scapim
 宝塚星組公演「スカーレット・ピンパーネル」を観ました。何故この私が宝塚を!…いや、以前観た「Never Say Goobye」と同じ理由です、作曲が「ジキル&ハイド」のフランク・ワイルドホーン氏だから。観たい観たいと騒いだら宝塚方面に詳しいお友達が手配してくれたんです。ありがとう〜。いやいや、これがさすがに既に海外では上演実績のある作品だけあって、とても面白かったんです。ちょっとおちゃらけて見せつつ心底には正義感溢れる文句ナシにカッコイイ主人公、貧しい育ちから新しい国家作りの夢に賭けて職務を遂行する革命政府全権大使。この対立構造にキリッと硬質なタイプのヒロインが絡む。この相関図がまず好みだったし、話は単純明快で痛快&爽快。楽曲はまさにワイルドホーン節、炸裂。主役の安蘭けいさんという人がとっても歌が巧く顔立ちもスッキリと美形で、どうしてもヅカ発声とメイクに対して心の壁が乗り越えられない私でも違和感なく観ることができました。楽しかった〜。ニコニコしながら観てました。宝塚の公演を観たというよりは普通のミュージカルを1本観た感じです。
 今週は2歳重賞。新潟はやっぱりダイワルージュの仔・ダイワバーガンディかな。相手にはステファニーチャンの仔・ツクバホクトオーで。小倉の方はやっぱりツルマルジャパンは負けられないと思うのでこれを頭に、レディルージュとヒットヒットヒットに流します。経験不足は気になりますが、まぁここでヒモなら…。

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