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2008.08.31

硬・軟、幅広くね

12
 今週は映画を2本。共通点は…ない(笑)。
 1本めは「12人の怒れる男」。1957年作のシドニー・ルメット監督の同名映画が私は大好きなのですが、ロシアのニキータ・ミハルコフ監督によってこのほどリメイク版が作られたとのことで早速観て来ました。良いところは生かし、そこへ現代ロシアの社会問題などを盛り込んでなかなか意欲的な作品になっていたと思います。人種差別や民族紛争からそれぞれの家庭内の小さな問題までフォーカスを広げたり縮めたりして見せながら交錯する男性12人の様々な人生模様が興味深く、引き込まれました。客席の年齢層が極めて高かったことが印象的です。こういう層を呼び込む映画ってイイですよ。
 もう1本は「デトロイト・メタル・シティ」。私の好きそうなバカ映画(誉めてるんだってば)だ。いやぁ…あの松山ケンイチって役者はなんかよくわからんけどナニかがあるような気がするな。なーんか普通じゃない。いろんな意味で。ライブ映像がカッコよく、動きがすごくミュージシャンっぽい。あれホントに歌ってるんですか? ガールズパンクバンドのヴォーカルの子がすごい美人でこれも動きがカッコイイなぁと思ってたら「かもめ」で散々観倒した美波ちゃんだった(笑)。そしておまけにメタルの帝王がジーン・シモンズとは、知らずに観ておったわい。
 新潟記念はエリモハリアーを応援します。でもここで勝っちゃうと秋の天皇賞への苦境にならないので、連ヒモ止まりにしておきますか…ではマイネルキッツ、コスモプラチナを頭に置いて馬連で2点って感じで。

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2008.08.23

役者は千の顔を持つ

Garasunokamen
 今週は映画を1本と芝居を1本。また共通点を探すと「役者の喜びと苦しみ」…かな。
 映画は「ザ・マジックアワー」がもうすぐ終わっちゃうので駆け込みで。面白かった…けど、豪華キャストのわりには意外とこぢんまりした話で、もっと低予算で小さく作った方がかえって良い味が出たんではないかな、という気がしました。三谷さんは老優の使い方がうまいですね。
 芝居は蜷川幸雄演出の「ガラスの仮面」。おなじみの大河演劇マンガの舞台化です。ロビーや客席に「15分前です」といった楽屋アナウンスが流され、そのへんをウロウロしていた若いアンサンブル俳優さんたちが三々五々舞台に上がってウォームアップを始め、やがて開演時刻。裸舞台をはるか奧の奧まで見せて使ったり鏡とバーを多用した演出は観客をも舞台演劇という空間に取り込むようで面白かったです。作品自体も意外と言っちゃ失礼ですが予想以上によく出来ていました。この作品を舞台化するとなるとどうしたって“天才”北島マヤを誰がどう演じるかというのが最大のポイントとなってしまうわけですが、大和田美帆さんは声がよく出ていて身体も機敏に動き、好演でした。姫川亜弓役の奥村佳恵さんも2幕で見せた踊りが素晴らしく、舞台映えがする。月影先生は夏木マリさん。貫禄充分で美しく見応えあり。これは観といてよかったかも、という舞台でした。この後地方公演もあるので近くで上演がある方はぜひごらんください。
 札幌記念はヴィータローザしか見えない! 3着なんて言わず、ここは勝ってもらってステイゴールドに叱られてもらいましょう。地味〜にタスカータソルテに流しておきます。

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2008.08.13

1秒たりとも飽きません

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 この夏「かもめ」以外に観たもの。ミュージカル「デュエット」と映画「クライマーズ・ハイ」。両者の共通点は、キャラの立った登場人物と鮮やかな物語の展開に、観ている間まったく飽きるスキがなかったということです。
 「デュエット」はたった2人(とは言ってもコーラスの人が加わりますが)で演じられる芝居で、それだけに役者の演技力と何より歌唱力が問われる難しい演目ですが、今回のキャストは実力は充分。楽しくて、しかも仕事の悩み、恋の悩み、人の生き方ということをしみじみと考えさせる作品になっていました。石井一孝さんは芝居が上手くなったなぁ。「マイ・フェア・レディ」「蜘蛛女のキス」と彼本来の持ち味とは違う難役を地道にこなして来た成果が確実に表れています。
 「クライマーズ・ハイ」は大阪で観ました。これはすごいですよ、絶対観るべし。ここしばらくの間で観た映画では五本指クラスの作品でした。密度の濃い人間ドラマで上映時間の長さをまったく感じさせない。緊張する場面の連続なのだけどその緊張が実に心地良い。作中を生きる男たちの意地がぶつかりあう、そして実力派の役者同士の意地が火花を散らす、素晴らしい映画でした。こういう作品に出逢えるから最近の邦画は侮れない。
 クイーンS…ユキチャン、がんばれ。

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2008.08.10

かもめツアー終了

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 長いようで短かった「かもめ」公演も名古屋公演をもちまして全日程が終了しました。チェーホフの有名な古典劇に新味ある顔合わせの実力派キャストが清新な空気を吹き込んだ出来上がりになっていたと思います。ひさびさのストレートプレイで鹿賀丈史さんの声の良さと語りの巧さを存分に味わうことができたのが嬉しかった。鹿賀さんぐらいの俳優さんになるといつもドーンと主演!ということになってしまって、こういう“同格に並び立つ出演者の中の1人”という立場での出演はなかなかないので、そういう意味でも面白かったです。
 名古屋といえばあいかわらずの名古屋グルメ堪能。最近名古屋名物になりつつあるらしい台湾ラーメン、赤味噌ラガービール、「矢場とん」のヒレカツ&海老フライ&帆立貝柱フライのセット、「宮きしめん」の富山の白海老かき揚げ入りきしめん。他に手羽先やどて煮も食べたし、両口屋是清のぜんざいもおいしかったし。珍しくちょっと観光もして、川上貞奴邸に徳川美術館、大須の街をブラブラ歩きなど…楽しい旅でした。大阪→広島→名古屋と渡り歩いて、出不精で旅慣れない私も少しはスキルが上がったかも。

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2008.08.05

広島にて、平和を想う

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 先週末は「かもめ」広島公演へ。公演そのものは2日間で3公演と旅程に余裕があったので、平和記念公園周辺を時間をかけて見学して来ました。原爆ドーム、資料館、数々の慰霊碑。日頃いたってお気楽に生きてはいますが、時にはこういうことに自覚的に向き合わなければいけないと思っています。原爆ドームはもともとは本当に美しい洋館で、それがこういう姿に変わり果てたこと、また失われたたくさんの命のことを思うと胸が塞がる想いでした。学ぶことの多い旅になりました。明日6日は広島、9日は長崎の原爆の日です。被災者のご冥福を心よりお祈りし、世界中が平和であるよう、願います。

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