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2008.04.27

笑ったり泣いたり

TolSempo
 ミュージカルを2本観ました。「トライアンフ・オブ・ラヴ」と「SE・M・PO」。
 「トライアンフ〜」の方はしゃれたラブコメディ。藤木孝さん目当てで行ったのですが、ハマリ役でおおいに笑わせてもらいました。衣装もステキ。武田真治くんは“マジメなだけに笑える”という役柄。彼の舞台上での身のこなしが好きです。朝海ひかるさんと杜けあきさんは芝居で笑わせる、技巧のいる役をサラリと努めて、さすが宝塚で鳴らした人達ですね。その他の出演者も好演で、肩の凝らない艶笑劇を楽しませていただきました。
 もう1本の「SE・M・PO」は6000人のユダヤ人を救ったとされる“命のビザ”で知られる外交官・杉原千畝さんの話をミュージカル化したもの。こちらは大泣きでハンカチぐしょぐしょ。もともと千畝さんの物語には関心があり、このミュージカルの上演が決まったと同時に色々と本も読んで予習してから行きました。作品としてはやや荒削りですが、重い題材を背負ってその重みに恥じぬように熱演する出演者たちの気合いが伝わってくる良い舞台で、特に2幕の展開は秀逸。ソ連政府の警告の中、ビザを書き続ける千畝さんの「まだだ!まだビザが足りないんだ!」という叫びが胸に刺さるようでした。中島みゆきさん提供の楽曲も力強く印象的。5月には神戸でも上演されます。たくさんの人に観てほしい舞台です。
 フローラS。そりゃね、私だってユキチャンに勝ってほしい。彼女がここを勝ったらどんなに嬉しい&面白いでしょう。でもまだそこまでの馬かっていうと、過剰な期待は禁物な気がする。つかないのを承知で複勝までにしておきます。キュートエンブレムを本命に、サワヤカラスカル、シングライクバード、ポコアポコフォルテへちょいと手広く。アンタレスSはフィフティーワナーと好調のゲイルバニヤンで裏表。

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2008.04.19

浪花・歌舞伎とタコ焼きの旅

HanagatakabukiKukuruKuidaore
 先週末は「浪花花形歌舞伎」を観るために大阪に行ってました。ひいきの中村亀鶴さんが「双蝶々曲輪日記」で濡髪長五郎という大役を務めるので遠征したわけです。長身ではあるけど細身な亀鶴さん、美男のお相撲さんという役にはどうなのかなぁと思っていたら、花道に登場したとたんにその大きさにビックリ。大きく見せることがこの役のキモなのです。衣装の作りはもちろん、なんというか…貫禄、風格。羽織を脱ぎかけての見得も美しく、大きな役をもらうと声の良さが際立ちます。とてもステキでした。第三部で扇雀さんが演じたお染の七役も早変わりに次ぐ早変わりにビックリさせられっぱなしで面白く、充実した遠征観劇となりました。
 2泊の滞在でしたが、せっかく道頓堀界隈にいるのだからと大好きなタコ焼きを食べまくり。赤鬼、大たこ、たこ八、わなか、くくる。有名店ばかりですね。地元の人しか知らない名店のも食べたいな。もちろん話題のくいだおれ太郎も見て来ましたよ。写真を撮りに来た人達で大変な騒ぎになってました。どこへ行くことになるのかなぁ…彼は道頓堀のあそこに立っていてこそ意味があると思うのだけど。
 皐月賞の予想は公式にて。土曜のマイラーズCは◎ドリームジャーニー○ハイアーゲーム。今回の内容にちなんでなにわ→心斎橋と来ているマイネルポライトも絡めてみるとしましょう。

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2008.04.07

「馬」の想い出

Fukagawa_2
 PCを使ったお仕事中(そろそろアレの季節です…)ちょっと時間が余ったので、書こう書こうと思っていて書き損ねていた話を。
 今年の2月半ば、老舗の予想紙「ホースニュース馬」が休刊になったことは皆さんもご存知のことでしょう。私が初めて買った競馬新聞は「馬」でした。ストレートな「馬」という名称が気に入ったことと、何よりまだ競馬を見始めたばかりの初心者にとって競馬中継にご出演の井崎脩五郎さんがいる会社だというのは強烈なアピールポイントでした。スポーツ新聞が100円台なのに、競馬新聞というものの値段にはビックリしたものでしたね。それから時は過ぎ、私が「天才ユタカの元気が出る競馬」という同人誌を発行した時、井崎先生にぜひこの小冊子をご一読いただきたいと思い、馬社を直接訪れたことがあったのです。“東池袋のアイガー北壁”と呼ばれる伝説の急階段を上ったことも良い想い出です。古い古い建物で、重たそうな鉛の活字がぎっしり並んでいました。上下階で荷物を受け渡すための滑車が取り付けられていたのも記憶に残っています。古き良き時代の競馬ギョーカイの姿をかいま見た体験は私の中で貴重なものとなっています。訪ねた時には井崎先生にお会いすることはできませんでしたが、社の人は暖かく迎えてくださいました。本は井崎先生の手に渡り、先生は「面白いのがいるよ」と競馬マスコミのあちこちに私を紹介してくださったのです。それが今の仕事につながっているというわけです。
 ともあれ、歴史あるものが失われるもの寂しさは自分にとってある種の想い入れがあればあるほど胸に重たいものですね…画像は深川八幡にある神馬の像です。

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2008.04.06

ばしゃ〜ん けろ〜ん

Gamazari
 PARCO劇場で上演の「MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子vsザリガニ魔神」を観て来ました。人気演目の再演で映画化の予定もあるそうで、なるほどコレはとっても面白かったです。この舞台ほど「あらすじ」が役に立たない作品はないと思った。ストーリー解説だけ読んだらなんだかベタな泣かせ物語なんだもん…でも観ればわかる、観なければ絶対わからない。全編大笑いしながら大泣き。そのバランスがとてもよくできています。特に“ジュンペイ”のところがよかった。いやもう泣いた泣いた笑った笑った。観た人ならわかりますね。
 さぁて、日曜は馬なり的に面白いメンバーが揃った大阪杯。予想としては単純に◎メイショウサムソン○ドリームパスポート△ダイワスカーレットということにします。とにかく勝ち負けはどうでもいいから早くあのコたちの顔が見たいってワクワク感ですね。ダービー卿は久々のキングストレイルとピンクカメオでサラッと。

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