2008.01.27
2008.01.22
フリート街から逃げ帰る
映画「スウィーニー・トッド」を観てきました。スティーヴン・ソンドハイムのミュージカルの映画化で、私は日本で上演された舞台版は観てないので、映画を楽しみにしてたんですが…うーん、これは私はダメだった。楽曲は素晴らしくて役者もそれぞれ好演で映画としてのサスペンスの盛り上げ方などもとても巧くて、作品として良いところがないわけではないのですよ。しかしあまりにも残虐で陰惨すぎる。ネタがもともと残酷モノだってのはわかってたけど…監督がティム・バートンだから殺人シーンなんかももっとファンタジックに演出してくれるんだろうと思って観に行ったのにひたすらリアリズムで直截すぎる描写で、スプラッタは苦手な私は途中から薄目にして観てました(苦笑)。これから観たいけどどうしようかなと思ってる人に「どうだった?」と訊かれたら、私は正直「血がダメなら観ない方がいいと思う」と答えます…。
2008.01.19
追悼・月本裕さん
作家で競馬についての評論活動でも知られる月本裕さんが亡くなりました。月本さんは私が競馬マンガを描き始めた頃から注目してくださり、初めての単行本が出た頃に当時「SPA!」で持っていた連載にミニ対談でお招きくださって、以後しばらく同誌にイラストを連載するきっかけを作ってくださいました。その後はすっかりお目にかかる機会もなくなってご無沙汰続きでしたが、私にとっては恩人の1人です。駆け出しの私にとって月本さんのような大先輩からの「マンガ面白いですよ!」というひと言がどれだけ支えになったことでしょう。笑顔と温かいお人柄を懐かしく想い出します。ご冥福を心よりお祈りします。
日経新春杯はグロリアスウィークからテイエムプリキュア、トウカイエリートへ。京成杯はわかんないや…名前だけで選んじゃえ。ドットコム。「.com」じゃなくて競馬場が「ドッと混む」ように。
2008.01.13
夢をあげよう
「ペテン師と詐欺師」再演が始まっています。劇場を日比谷・日生劇場に移し、演出も大劇場向けに色々と手直しを入れてパワーアップしての上演。新しく加わったソニンさんが溌剌としたダンスと伸びのあるかわいらしい歌声で舞台に華やぎをもたらしてくれました。鹿賀さんもダンスが増えたりしてて、がんばっちゃってます。とにかく息つくヒマもなく見どころが続く楽しい舞台、私もウキウキと通ってます。こういう舞台に通ってる時には仕事中の鼻歌が「この世の天国オックラホマ〜♪」とか、明るくていいんですよ…時には「急に何か取り憑いたぞ、胸が痛い、殺されるぞ」とか歌ってるからね(笑…わかる人にはわかる…)。
シンザン記念の方はまだコレといって推したい馬がいないので見送ります。ガガガガガガーネットSにノノノノボトゥルーが! 12歳!! ひぃぃぃぃぃ、応援するぅ。単勝はさすがにちょっと買いにくいから複勝たんまりで。
2008.01.04
しがねぇ恋の情けが仇
浅草寺に初詣してから、今年も初観劇は「新春浅草歌舞伎」。今回も私のような歌舞伎初心者でもなんとなく小耳にはさんだことのある白波五人男、吃又(どもまた)、木に縛られたお姫様が桜の花びらを集めてつま先で描いたネズミが縄を食い切って助けてくれるエピソードの出てくる「金閣寺」、そして「死んだはずだよお富さん」の歌で有名な「与話情浮名横櫛」と興味をそそられる演目が揃い、見応え充分でした。いやぁ、お富与三郎がハッピーエンドとは知らなかった(笑)。お目当ての中村亀鶴さんは昼・夜で三役つとめるうち「弁天娘女男白波」の鳶頭・清次がスッキリしていなせでステキでした。お年玉ご挨拶では舞台から紋付き袴のままポンと横にトンボを切って客席通路へ飛び降りて見せ、場内が沸きました。かっちょええ〜。
さてさて、新年の計は金杯から。中山はアドマイヤフジとエアシェイディを裏表。京都はアドマイヤオーラからディアデラノビア、サクラメガワンダー、そしてタマモホットプレイもちょっぴりね(笑)。