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2007.03.02

対照的な2本

Dreamgirls
 映画を2本観ました。1本は邦画、前から観たかった「ゆれる」を企画上映していたのでやっと観ることができました。日本人のイヤ〜なところをていねいに描いていて面白かったです。香川照之がホントに怖いぐらい上手くてなぁ…なんなんだろう、あれは。何か変なもの出てる(笑)…どこから出してるんだろう。やっぱりそれって“血”なのかなぁ。二世役者がみんな才能に恵まれてるかっていうとそんなことはないと思うのだけど、この香川さんといい先日舞台で観た松たか子さんといい個性的な魅力で映画や舞台に大活躍の寺島しのぶさんといい、歌舞伎の血って何か変な成分(笑)が入ってるに違いないと思わせるものがありますね。
 もう1本は「ドリームガールズ」。ジェニファー・ハドソンがアカデミー賞の助演女優賞を獲ったばかりですね。そりゃ獲るでしょうと断言できるものすごさ、あの歌は圧巻でした。2時間半近くをまったく退屈させずにぶっ飛ばすテンポもいいし、ビヨンセきれいだしエディ・マーフィはびっくりするほど歌がうまいし、シュープリームスにはちょっと間に合わなくてもジャクソン5あたりは直撃世代だった私としてはモータウンソウルのナンバーが楽しくてそれだけでも大満足。ウキウキしちゃいました。

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2007.02.26

新しい壁

Hedwig
 山本耕史さん主演の「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観て来ました。評判の良かった初演(三上博史さん主演)は見損ねていて、今回は好きな役者の1人である耕ちゃん(馴れ馴れしいな…いや、子役の頃から観てるんでどうも…)がヘドウィグをやることになったので楽しみにしてたんですが、これは…ちょっと私には合わなかったみたいです。主人公が激しく歌いまくるロックのライブの中で彼女(性転換者なのです)の人生が語られるという形の舞台で、どうも私は参加型ミュージカルってのが苦手なんですよ、手拍子とか掛け声とかスタンディングとか。トシのせいではなく(笑)性格的にね。舞台を観る時はただひたすら、客席で舞台の上から訴えかけられて来る物をじっと受け止めたい、参加なんておこがましいわ、というのが私の演劇鑑賞の態度なので。競馬の観戦態度も同じだな。で、私だけではなく会場も多分ほとんどが似たような“芝居を観に来た”演劇ファンだったように思われ(一段高いバルコニー的な席から観たので客席が見渡せたのです)、ハードなライブに乗り切れずどうしたもんだか戸惑っている感じがありあり。こういう演目はなかなか、日本では難しいな。耕ちゃんはとても深い重い伝わる芝居をしてたし、そのメッセージの内容は理解して受け止めたつもりなんだけど…ヘドウィグが叫ぶ「壁を引き倒してみろ!」が、私にはできなかった。今後、自分の中にあるそういう壁を突き破るべきかそのままに守るべきか、ちょっと自分に問うてみましょうか。あ、そうそう、主人公が言う“壁”というのは狭義ではベルリンの壁のことで、彼女は東ドイツ出身なのです。なんだかドイツから縁が切れないなぁ。パンフの後ろの方にドイツの分裂から統一に至るまでの年表が載ってて、ラッキー☆

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2007.02.25

Do you believe in happy ending?

Bklyn_1
 ミュージカル「ブルックリン」を観て来ました。いやぁ〜なんつーか、歌が上手いってのは素晴らしいことですね。今回の出演者はとにかくみんなとんでもなく歌が上手く、聴いていてそれだけで圧倒されます。ただ主役さんはいささか不利だったかなぁ。舞台は初出演でも歌は守備範囲のはずなのに、なにしろ他のメンバーがミュージカルの世界では百戦錬磨の強者揃いで経験値が高過ぎるもので…まぁこの作品の楽曲はちょっとやそっとで歌いこなせるものではないかもしれない。しかし、だとするとその意味でも今回のマルシアは凄まじかったなぁ。強烈な歌唱力はますます磨きがかかり、棘のある役がとても似合っていました。もしマルシアを「マルシアって“あの”マルシア(変な日本語で毒舌キャラのバラエティ系?)でしょ?」と多少なりとも偏見を持ってる人がいるなら“この”マルシアを観てほしい。のけぞりますよ。とにかく、いい舞台でした。立ち上がって一緒に暴れたくなっちゃった。指笛が吹けたらピューピューやってたと思う。

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