« こんな夢を見た | Main | ゲッゲェロ〜♪ »

2007.02.17

ベルリンの壁の向こう

Sonata
 映画「善き人のためのソナタ」を観て来ました。舞台「デモクラシー」を観て以来興味を持った東ドイツについてのお勉強は続行中です。シュタージ(国家保安省=社会主義国につきものの秘密警察です)の局員が芸術家のカップルの私生活を盗聴・監視していくうちに自由な思想、美しい芸術、愛し合う人と人の姿に心を打たれ、やがて彼らの反社会運動を隠蔽し密かに護る行動に出てしまうという話です。静かに淡々と進む話の中で「人の心は何によって動くのか」ということを考えさせてくれます。強制による国家への忠誠や権力者の圧力では人の行動は縛れても心は動かせない。愛や音楽や文学によって心を開かれていく主人公の静かなまなざしが印象的でした。こっそり芸術家の部屋からブレヒトの詩集を持ち出して自室で読みふけるシーンや、特にラストにかけてのシーンがとても良かったです…普段はバカ映画ばかり観ている私、たまにはこういうのも観なくちゃな。
 フェブラリーSの予想は公式にて。クイーンC…正直に申し上げて地味めなメンバーですねぇ…ルドルフの孫娘・ジョウノガーベラを応援しつつ馬券的には見送ることにします。京都記念はアドマイヤムーンを本命に、相手は前走負け過ぎでもスウィフトカレント。バラ一族・ローゼンクロイツを3着に。

|

« こんな夢を見た | Main | ゲッゲェロ〜♪ »

Comments

The comments to this entry are closed.