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2006.06.25

Freude!

Bartkaho
 いよいよ宝塚記念。眠れない夜を過ごしている競馬ファンも多いのでは。
 島田歌穂さんのコンサートに行ってきました。素晴らしく踊りが上手でコメディエンヌとしても優れた女優さんですが、この夜は「プレミアムコンサート」ということで、とても美しいドレス姿でオーケストラをバックにミュージカルナンバー等をたくさん聴かせてくれました。大好きなオリジナル曲「冬の雨」をひさしぶりに聴けて嬉しかったな。
 翌日は映画「バルトの楽園」。映画館で予告を観て第九が流れただけで涙ぐんでしまったくらいで、いやぁもうビショビショに泣きました。捕虜として収容所に送られてきた約1000人のドイツ兵にはそれぞれに“個人”の背景があるわけで、収容所でそれぞれの職業を生かして地域住民と折り合いなじんで溶け込んで行くひとつひとつのエピソードがとてもいい。戦争で国と国は敵対していても、人間同士は尊重し合い、心を通わせることが出来る。そしてすべての人間がそうであれば、戦争は必要ないはず。これが夢物語ではなく、実話をもとにした映画であることを忘れてはいけないと思います。

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2006.06.18

ファン冥利…(感涙)

DeathnoteFutofukutsu
 私にとって2頭立てマッチレース鉄板ガチガチどこまで行っても1着同着の愛する役者、鹿賀丈史さんと滝田栄さんがそれぞれにご出演の映画が17日、同日公開されました。なにも同じ日にブチ当ててくれなくても…と苦笑しつつ、嬉しくハシゴして来ました。前者「DEATH NOTE」は時代の空気を敏感に読んだスタイリッシュな作品、後者「不撓不屈」は古き良き日本映画のセオリーをきっちり踏んだ質実剛健な作品と、いかにもこの2人の役者の特徴そのものを表現しているようでその持ち味の違いが面白かったです。それにしても、四半世紀を軽く超えてずっとファンだった役者さんが今もこうして第一線で活躍しているというのは信じられない幸せですよね…。
 マーメイドSはレクレドール、ヤマニンシュクル、ライラプス。やはりずっと応援して来たコに愛を注ぎましょう。えっ応援しない方が愛?…かもね、ぐっすん。

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2006.06.17

表現の場

Alhambra_1
 西日暮里の「アルハムブラ」というお店に荻野リサさんがご出演なので観に行きました。フラメンコの踊り手さんはこういう舞台のあるお店で踊りを披露することも日常の大事な活動のひとつなのですね。フラメンコの大好きな目の肥えた人、ただその日にこのお店に来ただけの人、お客さんもその時その時で色々のようです。そんな中で自分の踊りをお客さんの心に刻みつけて行くというのは大変なエネルギーの必要なことなんじゃないかな…と思いながら観ていました。この日は男性の踊り手さんもご出演。男性のフラメンコってキリッとしてかっこいいですよね。リサさんはシギリージャ。とても激しい、想いのこもった踊りです。すっかり見入ってしまい、テーブルの上の料理が冷めてしまいました。
 このお店、料理がとっても美味しいです。写真は魚介のスープ。ご覧のとおり、魚や貝や海老・タコ・イカとたっぷり具が入ってます。サフランの効いたスープも絶品。他にもムール貝のガーリックバター焼き、生ハムとチョリソの盛り合わせなどいただきました。1人なのに注文しすぎか…でもホントはもっと色々食べたかったな、また行っちゃうぞっ。

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2006.06.13

神様にありがとう♪

Memy
 ミュージカル「ミー&マイガール」を観て来ました。どちらかと言うと重くて暗くて胸にズッシリ系の舞台を好んで観る私ですが(というか、好きな役者がそういうのをやりたがるんです…笑)、これは文句ナシに楽しい作品。観た後にほのぼのと幸せな気分になれます。思い込んだらまっしぐらの主人公、ひたすら彼を愛するかわいいヒロイン、2人を取り巻く人々も愛すべき人物ばかり。耳に残る優れた楽曲、タップの群舞も華やかで心沸き立つ。イギリスの貴族社会の描写も美しくて…執事のチャールズを演じるのは「ジキル&ハイド」でも執事を演じた丸山博一さん。実は彼の執事ぶりを観ることも今回の観劇の大きな目的のひとつだったんです…実は執事マニアなんですよ私(笑)。うーん丸山さんったら、日本一の執事役者!
 同日、ラフォーレミュージアム原宿で開催された「ショートショートフィルムフェスティバル」にも行ってきました。長くても20分ぐらいまでの短編映画をいろいろと上映する映画祭です。上映時間が短いだけに余計なものがすべてそぎ落とされた凝縮した面白さ。コメディ、シリアスなもの、CG作品とジャンルにも幅があります。気に入った作品に投票して、参加を楽しんできました。毎年開催されているそうですので、関心のある方、来年はぜひ!

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2006.06.11

ネットカフェはこちらで

Nioibanmatsuri
 画像は近所で満開になっていたニオイバンマツリ。1本の木に白から紫色にグラデーションして濃淡様々の花が咲くのがカワイイですね。
  リニューアルに伴いURLが混乱してしまってご心配をおかけしました「ネットカフェ逍遙馬道」、下記のURLでごらんいただけるようになりました。ブックマークはこちらがよろしいかと思います。お手数おかけしますが今後ともご愛読くださいませ。
http://keiba.nifty.com/yoshidamiho/

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2006.06.10

ロマンはどこだ?

Gang
 今週は映画を2本。「陽気なギャングが地球を回す」と「花よりもなほ」。観る映画を決める基準はたいてい “好きな役者が出ている”です。前者は佐藤浩市と大沢たかお、後者は岡田准一を観に行ったわけです。前者2人は男としての存在感がとてもカッコイイ。何やらせても面白い味を出しますね。佐藤浩市は「雪に願うこと」と全然違う人間像で、引き出しの多さと深さを見せてくれました。ホントにうまいなぁ。大沢たかおは仕草がきれい。身体の線がきれいで何着ても似合うし。オカジュン君はなんかすごく顔が好き(笑)。眺めてるだけで気分がイイのだ。どちらも気楽に観られる映画で、ポップコーンなんか食べながら楽しんで来ました。ついでに17日から公開の「DEATH NOTE」の予告も流れてラッキー☆鹿賀さんかっちょええなぁ。同じ17日には滝田栄さん主演の「不撓不屈」も公開です。大忙し。
 エプソムCはデアリングハートちゃんの応援をしようかと思います。まだ1勝馬なんだよなぁ。9歳ロードフラッグも気になる。CBC賞はナゾとシーイズトウショウで。

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2006.06.05

記憶の中で輝くもの

Woody4
 石井一孝さんの「Woody Session 4」に行ってきました。石井さんが「歌いたい!」と思うミュージカル曲を映画やドラマの音楽で有名な大島ミチルさんの全面協力によるオリジナルアレンジで歌うコンサートです。とにかく石井さんの天性の歌の巧さ、歌に対する愛情や熱意はひととおりではありません。最近では芝居をすることの面白さも深く追求しているご様子ですが、やはり彼のバックボーンは歌、なんですね。
 彼は「レ・ミゼラブル」のマリウス役で役者としてスポットライトを浴びるようになりました。今回のコンサートではひさしぶりにマリウスの「カフェソング」を歌ってくれて…これにはもう、滂沱の涙。私はそれまでマリウスという男がどうしても好きになれなかった。彼の鈍感さのせいで死へと向かった少女の哀れさがあまりにも大きい分、後に恋人と幸福に結ばれるマリウスを許す気になれなくて。でも、石井さんのマリウスが登場した時に初めて、マリウスにはマリウスの苦しみがあるということがわかった気がしたんですね…「カフェソング」の中で歌われる失った友への想い、1人残された者の悲しみ。今はマリウスを卒業してジャン・バルジャン役へとステップアップした石井さんですが、今も彼が「カフェソング」を歌えばあの頃に味わった感動が少しも変わらずそのまま戻って来る。やっぱり私の心の中のマリウスはこの人でしかあり得ない。歌の節のひとつひとつが私のマリウスなのでした。空前にして絶後。
 「モーツァルト!」や「エリザベート」のナンバーに挑戦したのも聴き応えがあったし、あいかわらず爆裂トークは抱腹絶倒だし…石井一孝、底知れない奥深過ぎるキャラクターです(笑)。

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2006.06.03

競馬映画2題

Yukininegau
 ただいま公開中の競馬をテーマにした映画2本を観て来ました。「雪に願うこと」「夢駆ける馬ドリーマー」です。どちらも競馬というものを舞台背景にして家族の再生を描いた作品でした。良い意味で何のヒネリもなく、直球ストレートでドスン、という感じ。馬を介して人の心が動いて行く様に感動させられました。それにしてもあらためて馬の造形美の素晴らしさに感じ入ります。画になるねぇ。
 安田記念の予想は公式にて。こちらでユニコーンSの予想をしようと思ったのですが、強いて名前を挙げるほど想い入れのある馬がいません。このレースは“見(ケン)”で。

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2006.06.01

知らない世界の面白さ

Nsg
 東京宝塚劇場にて「Never Say Goodbye」を観てきました。わ、私がなぜタカラヅカを!? 実はこの公演、宙組トップWサヨナラ公演という一大イベントで、作曲はブロードウェイの著名作曲家、フランク・ワイルドホーン氏。そうです「ジキル&ハイド」の作曲家です。ハイ、わかりやすい動機でしたね(笑)。それだけを理由に観ようとするにはあまりにも入手困難なチケットを、お友達が奇跡的に手配してくれました。ありがとう〜!
 タカラヅカを生で観るのはかれこれ20数年も昔、大地真央さんがトップだった頃に知人に連れて行かれた…それ以来。“夢見がち”とはほど遠い性格の私としてはそれ以後あまりご縁がなかったわけですが、今回の作品は1930年代のスペイン内戦を題材にした硬派な内容で、花とフリルと愛と夢…という世界にはいささか腰が引けてしまう私でも受け容れやすい舞台でした。
 しかし腰が引けるとか言いつつも、なるほど宝塚の「どうぞごらんください!」という観客サービスの素晴らしさには感心しました。舞台の見せ方にしてもキメ場面・キメポーズ・キメ台詞は惜しみなく、スター様が銀橋へ出て来ての見せ場、ショー場面のコレデモカといわんばかりの華麗さ。劇場の中はキレイだし舞台写真や記念グッズはファンが破産しそうなほど各種とり揃えてるし、チケットも安い。ある意味商業演劇かくあるべし、というものを感じました。

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