« 人は来て、人は去る | Main | お帰りなさいませ »

2006.01.26

可能性への冒険

believe
 「Believe」を観てきました。「スペシャルオリンピックス」を取材する、自身も知的発達障害者であるカメラクルーの若者達を追ったドキュメンタリー映画です。ナレーションを担当したのが私の敬愛する俳優・滝田栄さんで、観に行ったのはそれが理由ですからちょっと動機が不純だなぁと肩身が狭い気がしていたのですが…想像していたのとまったく違う、終始柔らかな雰囲気に満ち、巧まざる笑いに溢れた楽しい映画でした。最初は怖々カメラを抱きかかえていた彼らが終盤には構え方も堂に入って表情も生き生きと輝き、観ているこちらまで楽しくなって来ます。私自身こういった人達と接したことがほとんどなく、そういう話題には「しっかり向かい合わねば!」みたいにどうしても構えてしまうところが否めません。でも、構えずにごくごく自然に手助けし合える社会であったら、誰でも生きるのが楽だろうな…映画を観て笑いながら漠然とそんなことを考えました。ノーマライゼーションということについて考える良いきっかけを与えてもらいました。

|

« 人は来て、人は去る | Main | お帰りなさいませ »

Comments

The comments to this entry are closed.