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2006.01.30

“生”(ライブ)でこそ感じる物

1111
 荻野リサさんのフラメンコを観て来ました。今月2度めですね。競馬を観始めた頃と同じで、何か興味のある物に出会うととにかく大急ぎである程度の基礎知識を詰め込んで土台を作らないと落ち着かない、ようするにヲタク体質なもんで(笑)できるだけライブを観て心の経験を積みたいと思っているわけです。今回はこぢんまりとしたお店で、とても近くで踊りを観ることができ、実に圧倒的でした。こんな近くで観ちゃうのはもったいないというか…ホールサイズの踊りなんですよね、リサさん。とても踊りが“大きい”のです。ターンの切れが素晴らしく、上げた腕の線が独特で、曲の終盤に向けて血が沸騰して行くような感じが凄い。こういう熱気は誰もが出せるものではないんじゃないかなぁとシロウトながらに思いました。
 会場の赤坂「ノヴェンバー・イレブンス」は毎日日替わりでJAZZの生演奏やタップダンスや邦楽や中国二胡など色々なライブを観せている、とってもいい雰囲気のお店。ハーブを散らしたポテトとベーコンのソテーが抜群に美味しかった。こういう場所に出入りするのも新しい経験です。

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2006.01.28

お帰りなさいませ

marcolini
 映画「THE有頂天ホテル」を観て来ました。三谷映画は「みんなのいえ」「ラジオの時間」と観ましたが、どちらももうひとつという印象…でも今回のはあれだけのキャストを揃えた怒濤の勢いのおかげもあってか、とても面白く観ました。「グランドホテル」という古い映画へのオマージュの意味合いも持たせたそうで、つい最近にその舞台化されたものを観たばかりだったので二重に楽しかったです。
 東京新聞杯はオレハマッテルゼとイヤダイヤダの珍名コンビに注目。もう8歳になってしまったウィンラディウスもまだまだ見捨てられないなぁ。マイネルソロモンも。京都牝馬Sはレクレドールからディアデラノビア、オースミハルカの2点へ流します。
 「有頂天〜」の証拠写真撮って来るの忘れたので(笑…パンフも買わなかったのよ)画像はピエール・マルコリーニ銀座のチョコレートパフェとホットチョコレート。あまりにも濃厚で、この先1年ぐらいはチョコレート食べなくていいか、という気分になりました。まもなくバレンタインデーですね。
 

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2006.01.26

可能性への冒険

believe
 「Believe」を観てきました。「スペシャルオリンピックス」を取材する、自身も知的発達障害者であるカメラクルーの若者達を追ったドキュメンタリー映画です。ナレーションを担当したのが私の敬愛する俳優・滝田栄さんで、観に行ったのはそれが理由ですからちょっと動機が不純だなぁと肩身が狭い気がしていたのですが…想像していたのとまったく違う、終始柔らかな雰囲気に満ち、巧まざる笑いに溢れた楽しい映画でした。最初は怖々カメラを抱きかかえていた彼らが終盤には構え方も堂に入って表情も生き生きと輝き、観ているこちらまで楽しくなって来ます。私自身こういった人達と接したことがほとんどなく、そういう話題には「しっかり向かい合わねば!」みたいにどうしても構えてしまうところが否めません。でも、構えずにごくごく自然に手助けし合える社会であったら、誰でも生きるのが楽だろうな…映画を観て笑いながら漠然とそんなことを考えました。ノーマライゼーションということについて考える良いきっかけを与えてもらいました。

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2006.01.24

人は来て、人は去る

grandhotel
 ミュージカル「グランドホテル」を観て来ました。とても落ち着いた雰囲気の大人が楽しめる作品で、アール・デコ様式に関心のある私は当時の流行に添った豪華な衣装やセットにも心魅かれました。格調高い音楽も魅力的。今回のMVPは藤木孝さんです。思えば「デモクラシー」の時も「プロデューサーズ」の時もこの人に持って行かれたんだった…今回も舞台の進行役であり人生に倦んで死を待ち望みつつホテルで人を眺めて日々を生きる元軍医を退廃の香りたっぷりに演じ、出色でした。岡幸二郎さんの美しい男爵、劇場いっぱいに広がる華やかな歌声に拍手。

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2006.01.17

ミューズの女神のいる劇場

beggers
 日生劇場で上演中の「ベガーズ・オペラ」を観て来ました。ブレヒトの「三文オペラ」という作品をご存知の方もおられるかと思いますが、その元になった作品なのだそうです。主演で舞台が1本作れる役者を何人も揃えた贅沢なキャスティング、役者にも演出にも力を感じて、3時間を大きく超える長丁場の舞台でも退屈しませんでした。再演もので回してる感じが否めない昨今の日本のミュージカル界にあって、この新作は歓迎されるべきでしょう。しかし内容はとことん馬鹿馬鹿しい話なのだ(笑)。内野聖陽さんは色気があってイイですね。好きな役者の一人である橋本さとしさんがとても面白い役でよく動いていました。

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2006.01.15

どこの世界もオタクは…(笑)

maniaclove
 東京會舘で催された「ROLLYvs石井一孝 Maniac Love」というディナー&トーク&ミニライブに行ってきました。画像は全然読めないと思うけど、ディナーコースのメニューです。お2人は揃ってQueenのものすごいマニアで、おたくトーク炸裂でお客さんおいてきぼりでスゴかったです(笑)。でも、マニア同士の会話って本当に生き生きとして楽しいものですよね。競馬ファン同士の会話もあんな感じだもんな。
 京成杯はなんだか全然わかんないので、父・カコイーシーズというのにピンと来たリネンヤクシンというのに注目してみます。日経新春杯はインティライミからアドマイヤフジの1点勝負!

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2006.01.12

八幡屋!

sadakuro
 新春浅草歌舞伎、2度めの観劇です。前回は夜の部、今日は昼の部。外題(げだい=演目)と配役が替わるので両方観ないとダメなんですよ。今日のお目当ては中村亀鶴さんの斧定九郎。「仮名手本忠臣蔵」の五段目、殺しの場面のあるコワーイ悪役です。出番はほんの少しで、台詞も「五十両…」ひと言なんだけどね、これが黒羽二重のゾッとするような美男で、口から吐いた血が白い腿にバタバタと落ちる凄絶な見せ場のある役なんです。花道で破れ傘を構えた姿もステキでしたー。「鳴神」も面白かったし、今年は歌舞伎強化年間にしようかなぁ。

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2006.01.08

人を魅了する力

esperanza
 高円寺の「カサ・デ・エスペランサ」で荻野リサさんがご出演のフラメンコ・ライブを観て来ました。今回はリサさんを始め、国内の実力者が揃った魅力的なプログラムだったようです…ようです、なんて言い方しかできないほど、その価値のわかってない自分が歯がゆい。なんせ前回「バイレ(踊り)」という言葉と「バイラオーラ(女性ダンサー)」という言葉を理解してないまま書き込んでしまったほどのドシロウト(ごめんなさいです)。リサさんの踊りを観て、とにかく言葉に表現するのが難しいほどの“何か訴えてくる力”を感じるのですが、その力の正体が何なのか具体的にわからないのがもったいなくて。でもね、お店のマスターが他のお客様とお話してるのを耳ダンボで聞いていたら「この人は近い将来、日本を代表する踊り手になりますよ」と言ってたんです。35年(だったかな)も前、まだ日本人がフラメンコのなんたるかを知らない頃からこのお店をやっていたという見る目のプロにそう言わしめ、私のようなドシロウトを感動させる踊りって、すごいと思うわけです。
 さて、忘れちゃいけないガーネットSの予想。スターリーヘヴンとアンブロワーズという微妙な組み合わせを裏表。

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2006.01.06

金杯で乾杯!

asakusa
 新年は早くから仕事にとりかからねばならず、忙しくて金杯の予想をするのをすっかり忘れてました…ごめんなさい。しかも当日は母と一緒に浅草歌舞伎を観に行ってしまい…いや、きっとヴィータローザが勝ったのはそのせいにちがいない!(笑)
 浅草歌舞伎、夜の部の出色は「蜘蛛絲梓弦」でした。市川亀治郎さんはこのところずっと“私の行く手に亀治郎”という感じで、なぜか観に行くどの演目にもご登場という偶然が続いているのですが、出る芝居、やる役、みんな面白くて、観るたびに拍手喝采なのです。今回も踊りをたっぷり見せて早替わりの工夫もおおっと驚かせ、意欲的で素晴らしかったです。やっぱり役者は“やる気”が大切だなぁ。
 来週、昼の部も観に行きます。中村亀鶴さんの斧定九郎が楽しみ〜!

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2006.01.01

謹賀新年!

2006
 皆様、あけましておめでとうございます。画像は今年の年賀状です。
 年末は28日が「ジキル&ハイド」の千穐楽、その日のうちに大阪へ移動して29日は「レ・ミゼラブル」を石井バルジャン&岡ジャベールで観劇。とても楽しい1年のしめくくりとなりました。去年は3冠馬も出たし、色々と良い想い出を作ることができた1年でした。今年も好きなこと、楽しいことにいっぱい触れて心を豊かにして行きたいと思っています。それを糧にして良い仕事ができるといいな。どうぞよろしくお願いします。

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