2026.07.17

演技力というものは

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 今週は芝居を3本。『歌舞伎鑑賞教室』では中村萬太郎さんによる軽妙な語り口の『解説 歌舞伎のみかた』と中村亀鶴さんが六蔵を務める『神霊矢口渡』を。半館が学生さんの団体でしたが、とてもお行儀の良い女子高生さんたちで沸くべきところでは素直に沸いてたくさん拍手をしてくれてとても良いお客さんでした。また続けて歌舞伎を観に来てくれたらいいな。常々このBlogでもお話ししている通り戯曲『12人の怒れる男』のマニア的大ファンの私、この度戯曲の一部を現代日本に通じるように書き換え、女性も混ぜた形の舞台が上演されるということで観てきました『12人の怒れる男と女』…内容の書き換えの工夫や意図、演出家のやりたいことは理解できた。でもその全てを台無しにしたのが出演者達の言語道断的力不足。多少芝居の心得があるかなぁというのが12人中2〜3人。話にならないお粗末さでした。いくら60人キャパのミニミニシアターだとしても観覧料金を取ってこういうレベルの人たちを板の上に上げて、よりによってこの作品をやらせてはいけません。ただただ呆然と半笑いで観ているしかありませんでした。その後に観たのが三浦透子さんの独り芝居『プライマ・フェイシィ 私の声を聞いて』…これはもう、凄まじい演技力でした。まったく逆の意味で呆然と、ただ拳をギューッと握りしめて観ているしかなかった。膨大なセリフをこなしながらの完璧な感情と肉体のコントロール、戯曲の中に生きる女性を目に見える姿でその場に立ち上がらせ、泣き、喚き、のた打ち回りながら彼女の身に起きた物語を見せる。しかもその全てに抑制が効いていて決して演劇の枠組みからは過剰にはみ出しては来ない。なんという見事な演技者でしょうか。映画で観て「ぜひこの作品を日本語版で観たい」と願っていた、その思いがこの女優を得て理想的な形で叶い、芝居見として大変な幸福でした。枚数合わせの1枚は仲良しの人生の大先輩と焼肉食べに行った、きれいなお肉です。おいしかったよよん。

 土曜の小倉9Rひまわり賞が今週の私のメインレースです。トシミチ、がんばってー!! 西郷タカモリも木戸タカヨシも出るんだよね。楽しみです。日曜、函館2歳Sはシグレ、イモージェンを軸にダマスク、ウンスイと人気薄へ。小倉記念は同レース最高齢勝利を狙うエヒト、サフィラにカエルム、最低人気かな?のトータルクラリティあたり、人気薄で遊んでみます。

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2026.07.11

この人を観たい!

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 今週は舞台を3本。『超、Maria』は最近すっかりその才能にどハマッてしまっている田村芽実さんと『ミセン』の時に鮮やかな存在感に目を瞠った清水くるみさん、そして劇作家の根本宗子さんにも興味があって観てみました。主演の2人はお見事。素晴らしい。今後もますます出演舞台を観たい。作品的には「こういうのが好きな人も多いんだろうな」ということは理解できましたがプラス方向の感想のほとんどは役者の力によるものだったかも。燐光群『ラフカディオ・ハーン 琉球の夢』は大好きな森尾舞さんが目当て。これがもう本っっっ当にのけぞるぐらいに途方もなく芝居が上手い。どうしてこう何もかもがビシバシ命中するのか、ワケわかんないぐらい好き。こんな途轍もないパワーを持つ女優さんと出会えて良かった。芝居見冥利に尽きる。寓話と歴史と現代が巧みに絡み合わされた内容も楽しみました。ちょっとヒギンズ教授気質のある私はけっこう沖縄の言葉がわかって、自分でもビックリ。『路上8』は占部房子さんを観に行きました。いつも大劇場で観ている役者さんたちをこんな小さな空間で…贅沢。酸いも甘いも噛み分けた年齢の俳優さんたちがド真面目に繰り広げるスラップスティックコメディ、楽しかったです。占部さん、以前にもこのBlogで触れたことがありますが、ふんわりしているようでいざという時の芝居の瞬発力がすごいんだよね。今回も何度もそういう瞬間がありました。最後にシュガーこと佐藤隆紀さんのコンサートへ。年末から『ラ・カージュ・オ・フォール』で鹿賀丈史さんとWキャストでジョルジュを演じる人でもあり、下見…というわけでもないんですが(笑)、ここ近年ずっと「好きになりそう…」と思いながら観ている人です。元々声楽出身で歌はとびっきりに上手い人ですが、芝居も上手いところ観せてくれるしお人柄も穏やかで楽しい人でトークもお上手。コンサートのテーマに沿って悪役とヒーローの曲を巧みに歌い分け、軽やかにかつ感動的に「僕こそミュージック」を聴かせてくれたかと思えば「オー・ソレ・ミオ」では身につけた声楽のテクニックを全開にしてホールを揺るがし、それはそれは見事なワンマンショーでした。この人はきっとこれからもたくさんのチャンスを掴んでものにして行く人だと思います。追いかけていきたいですね。

 日曜の七夕賞はバトルボーン、ボーンディスウェイ、メリオーレム。ヤマニンブークリエの馬体重はどうかな?

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2026.07.04

再演バンザイ!

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 今週はまず『ラヴェル 最期の日々』から。これは2024年に上演された舞台の再演で、内容がとにかく素晴らしくてぜひぜひまた観たいと望んでいた作品。あの豊かな時間と空間、愛すべき登場人物たちにまた逢えてとても嬉しかったです。モーリス・ラヴェル役を美しいバレエで見せてくださる小㞍健太さん、ラヴェルの晩年の友人として膨大なセリフ量をこなしながら温かみある狂言回しで観客と作品世界をつないでくださった西尾友樹さん。音楽、演劇、舞踊の融合という意味でこの完成度はなかなかない理想的な作品だと思います。来年1/9(土)に北九州芸術劇場で上演がありますのでお近くの方はぜひぜひご覧になってください。続いて劇団TipTapの『ミュージカル嫌いの男』。B級ホラーでありミュージカルの自虐的セルフパロディであり、かなりシュールで変な作品ですが、実力派のミュージカル俳優さんがガチッと座を固め、面白い舞台に仕上げていました。ミュージカル好きとしてはくすぐられる部分がいっぱい。日を違えては明治大学博物館へ『瓢箪から駒』というミニ特集展示を観に行きました。私自身が「瓢箪から駒」の意匠が大好きで、それをコレクションしている人がいるということに羨望を感じつつの見学。規模はほんの小さなものでしたが楽しかったです。私も瓢箪から駒グッズを作ってみたいな。枚数合わせの1枚はモスバーガーの限定メニュー・海老フライバーガー。海老がプリッとしてとてもおいしかったです。もうすぐ終わっちゃうようなので興味のある人はモスへ急げ!

 日曜の北九州記念はデアヴェローチェ、アメリカンビキニと固いところ押さえておいてプロトポロス、ついでにイツモニコニコ…って感じでどうだろう。

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2026.06.27

再演希望!

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 今週はまず『西郷と大久保』から。鹿賀丈史さんが大河ドラマ『翔ぶが如く』で大久保利通を演じて以来彼に興味を持ち、長い間ずっと関連書籍を読んだり史跡を訪れたりして自分なりに勉強を続けていた私が今では青山霊園の大久保公の墓所の清掃ボランティアを主催していることはご存知の方も多いと思います。その大久保利通と盟友である西郷隆盛を主人公に据えたこの舞台、脚本家・演出家・主演のお2人がこの春の清掃ボランティアにご参加くださったご縁もあって、とても楽しみしていました。人物や時代背景についての知識も充分にあり、好きだからこそ要望や注文も多くなる観劇だったはずのところ、大久保&西郷役それぞれの好演熱演、それを支える個性あふれる座組、骨太な脚本、テンポよく緻密な演出で大変見応えのある舞台となっておりました。製作総指揮でもあった脚本の倉科遼先生にもご挨拶し、上演の成功をお祝い申し上げることができました。客入りも上々だったようで、ぜひ再演を希望したいです。続いて、俳優座アトリエでの『ファーム・ホール』はまた途轍もない作品との出会いとなりました。もう一度観たいけど上演期間中に行ける日がもうない。再演されたら飛んで観に行くと心に誓った1本です。イギリスの片田舎に幽閉されている6人のドイツ人物理学者、彼らの正体は…スリリングで心震える物語。俳優座が誇る実力あるベテラン俳優が顔を揃え、それはそれは見事な緊張に満ち満ちた素晴らしい演劇空間を構築してくれました。出ている俳優さんがみんな声が良くて芝居が上手くて、観ていて本当に気持ちが良かった。あの小さなアトリエで盆が回ることにも驚き。さすが歴史と伝統の俳優座。同じ日の夜にはグッと若手のケチャドバ!というユニットの舞台『Since 1991』を観ました。これはフライヤーを見て内容が面白そうだなと思って行ってみたもの。しっかりと落ち着いた作風で演技もきっちり。なかなか良かったです。演劇が好きな人が作ってるんだなぁという脚本、キャストの熱意みたいなものも感じられて楽しかった。枚数合わせの1枚は六本木で食べた高級ハンバーガー。国産和牛100%だよ!

 日曜、ラジオNIKKEI賞はリッツパーティー、スペルーチェ、ディールメーカー。函館記念は難しいメンバーだなぁ…フィーリウス、ケイアイセナ、オニャンコポンも買っておかないと後悔するな。

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2026.06.21

理解力の問題…?

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 旧島津邸(清泉女子大学)の見学ツアーに当選し、参加してきました。写真はSNSには載せない方が良いようなので控えますが、憧れのジョサイア・コンドル設計の洋館を現役在学生さんのご案内でゆっくり見学できて感激。内部の美しい設えを堪能し、雨上がりのお庭から眺める美しいバルコニーにうっとりしました。映画は2本。『マイケル』についてはXでちょっと長めの感想を書きました。私はマイケル・ジャクソンが好きだったけど、今振り返ると彼のことを誰よりも色眼鏡で見ていたのは自分かもしれないと、この映画を観て改めて思ったりしています。とりあえずはこの映画が見せたかったMJ像というものをまっすぐに受け止めることができたかな。『アン・リー はじまりの物語』は題材とアマンダ・セイフライドに興味があって観てみましたが、これはもうひとつ訴えてくるものをうまく受け止められませんでした。続いては舞台。ミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』はお友達に誘われての観劇。誘われなかったら選ばなかった演目だと思うけど、これは面白かった。観てみるものですね。すっかりファンになってしまっている藤山直美さんの『おだまり、お辰!』はとっても楽しかった。本当にちょっとした呼吸の押し引きで笑わせたり泣かせたりしてくれる直美サマはもちろんなのだけど、高畑淳子さんのまぁ上手いこと上手いこと。マダムな年齢になってから初めて恋をした時の少女のようなきらめき、舞台の真ん中でふざけているベンガルさんや柄本明さんを自由に泳がせながら自分の芝居は決して電源を落とさないその力。鮮やかでした。同じ日の夜に音楽劇『豪華客船タイクツタニック号沈没』を観たのだけど…私ね、ホント正直に言うんですが、こういうのワカランのですよ、私。こういうもののわからなさがどうしても苦手で、それで昔は小劇場系演劇を避けていたんです。こういうものをどういう心持ちで観ればいいのか、どう理解すればいいのか、どう解釈して納得して心を動かされればいいのか、ワカラン。私がバカなのか、と思うしかなくて悶々とする。タイタニック号沈没事件に興味があり、それをもじったタイトルに惹かれて観てみたというだけで、ワカランで終わりました…残念。金曜から1泊で博多座へ。夜の部の『ぢいさんばあさん』では中村亀鶴さんがとても説得力のある悪役を観せててくださいました。亀鶴さん、芝居が上手いせいか悪態をついて主人公を追い詰める役がよく来るのですが、こういう役に力がないと話に深みが出ませんからね。後でご本人から役作りの工夫などのお話を伺い、なるほど!と深く頷くところがありました。昼の部の三番叟なども華やかで楽しく、遠征した甲斐がありました。

 日曜、府中牝馬Sはヴァルキリーバースをアタマにセキトバイースト、テレサ、ウイントワイライトへ。しらさぎSはファーベントからスリールミニョン、ブエナオンダ、ファインラインと人気薄にそーっと流してみましょう。

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2026.06.13

愛する作品と再会

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 今週もバラエティ豊かに。映画は3本。『モブ子の恋』は私みたいな薄情な人間が観てもキュンとするような、とても丁寧で心が暖かくなる作品。『廃用身』はこれ…老親を見送って自分も目に見えて衰えを感じる昨今、観なければよかったと頭抱えるぐらいの鬱展開でした。『スターウォーズ マンダロリアン&グローグー』はすっごく楽しかった。マンドーは笑っちゃうぐらい強くてカッコいいしグローグーはこれまた笑っちゃうぐらいカワイイし。ただ、私がそもそもスターウォーズがダメなのって通常運転で出てくるクリーチャーや異星人の見た目を気持ち悪いと感じてしまうからなんですよね…そんな私にはどんなに性格が好ましかろうとロッタはダメだったし、襲いかかってくる化け物がいちいち見ていたくないレベルであかん。それは辛かった…それでも今はやたらめったらXやYouTubeでグローグーの動画を観漁っております。やっぱディズニー+でドラマ版観なきゃだよなぁ。舞台はまず『BOOP!The Musical』…物語は他愛もないものだけどとにかく礼真琴さんが素晴らしい。普段宝塚は全く観ない私がたまたま縁あって彼女の舞台は4本とソロコンサートまで観ていて、それで知ってはいたけどまぁ歌が上手い、踊りが上手い、芝居が上手くて姿がキュート。これは彼女のこれからが楽しみです。今後はどんな作品に出るのかな…良作に恵まれるようお祈りしています。『喝采』はミュージカル『アプローズ』からミュージカル部分を除いてストレートプレイに仕立てたもの。ミュージカル版は私も大昔に観てます。今回の上演、池畑慎之介(ピーター)さんはさすがの貫禄でしたが、W主演と言うべき重要な役回りのイヴにそれらしさが充分でなく、全体的にお値段が安いなという印象になってしまいました、残念。最後に、この芝居を観て「私は“芝居を観る人”になろう」と心に誓った演目『カッコーの巣の上で』を、その舞台を観た当時は西武劇場という名称だったPARCO劇場にて…うーむ、これは感慨深い。『12人の怒れる男』同様、この演目については上演を知れば可能な限り駆けつけ、これまでにかなり様々なパターン、様々な演出、様々な俳優で観てきています。今回の間宮祥太朗さんのマクマーフィはマクマーフィらしさたっぷりでなかなか良かったです。江口のりこさんのラチェッド婦長はちょっと私の求めるラチェッド像とは違ったかな。今回のバージョン、随所に目新しい演出が盛り込まれて大変興味深く観ました。そしてやっぱり『カッコー』はいいなぁと思いました。

 土曜の函館スプリントSはルシード、クラスペディア、ウイングレイテスト。ここんとこ負けが込んでるけどインビンシブルパパも買っておこうかな。日曜は宝塚記念…とりあえずクロワデュノールは不動の本命としてアタマにドンと据え、ミュージアムマイル、レガレイラと固いところを買ってのんびり気分で観戦と行きましょう。

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2026.06.06

ヲタク的追求作品

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 今週はまず映画『箱の中の羊』。千鳥の大悟さんの芝居が良いと聞いて観たくなりました。確かにとてもナチュラルで気負わない構えない芝居で上手かった。まぁ充て書きというか、いかにも向いてる役ではありますが。映画としてはSFとしてもヒューマンドラマとしても中途半端かなぁ。えっ話そっちに行くの?という戸惑い。舞台は4本、劇団チョコレートケーキの『帰還不能点』はこの劇団のエッセンスをギュッと煮詰めたような名作で、やはり見応えがあります。第二次世界大戦開戦直前の状況が今の時代にそっくりで震え上がったりもしました。Pカンパニーの『闇の中に』は触法精神障害者の話。こういったテーマをあまり重くなり過ぎずにうまく伝えてくれていたと思います。青年座『Sの顚末』はタカハ劇団の高羽彩さんの書き下ろし。平塚らいてうを始め「青鞜」の時代に生きる女性達を活写した作品でとても面白く観ました。その日の夜に私のヲタク的追求作品である『十二人の怒れる男』。今回もまたイケメン俳優さんを取り揃えてブロマイド売っちゃうやり口でまたコレかといささかため息つきつつ、中村梅雀さんやモロ師岡さんや佐藤B作さんなどベテランも配してバランスも取ってるし…ところが、そこに頼ろうと思ったのにこのベテラン陣がだいぶブレーキになってしまった。あんなに怒鳴りっ放しでは観ている方が疲れてしまうよ。しかも今回は2幕ものにしてたっぷりの上演。もう少しメリハリつけないと。このところこの作品は少し内容を整理してコンパクトに上演する傾向にあり、久々にカット部分ほとんどナシのフルバージョンを観たわけですが、これは丁寧にやればいいってもんでもないんだなぁという感想。枚数合わせの写真は最近食べた焼魚定食。

 ダービーも終わってしまいました。が、G1は続く。日曜の安田記念はひたすらレーベンスティールの応援。シックスペンス、ステレンボッシュ、トロヴァトーレあたりと絡めます。

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2026.05.30

快作と怪作

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 ミュージカル『レッドブック 私は私を語るひと』を観ました。19世紀のイギリス、保守的な時代に自分らしさを解放して生きることを願い動き出す女性たちの姿を決して説教くさくなく楽しく生き生きと描いた快作でした。明るい空気感で全体的にエスプリが効いておしゃれで、オフブロードウェイあたりの作品かなと思っていたら韓国ミュージカルでちょっとビックリ。私にとって韓国作品はこれまでどうもソリの合わないものが多かったけど、この作品や少し前に観た『マリー・キュリー』は好き。国策として国からの後援を受ける形で新作が次々と発表される韓国、そんな条件下から今やどんどん新しい感覚の作品が生まれているようです。主演の咲妃みゆさんの歌唱力が素晴らしかった。ようやく思い切り実力が発揮できる作品と巡り会えたのかもしれません。映画は伊集院光さんがラジオで勧めていた『サンキュー、チャック』を。予告編を見て気になってはいたもののまぁそこまででもないかなと見送っていた作品でした。いろんな意味でかなり変な映画で、その意図するところの全てを受け止め切れたとは自分でも到底思えないのですが、なるほど伊集院さんのおっしゃる通り「なんだかわからないけど情緒が揺さぶられておかしくなる」感覚は私もありました。実はダンスシーンがとてもステキだったりもする。

 今週はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー。皆さん、準備はよろしいですか? 土曜の葵Sはアンジュプロミス、ルージュサウダージ、シラヌイとまずまず人気薄ほ狙います。ダービーはロブチェンを頭に固定してライヒスアドラー、アウダーシア、バステール、無敗のコンジェスタス。これだけ挙げておけばどこか引っかかるだろうというさもしい馬券(笑)。目黒記念は微妙に買いにくいメンバーだなぁ。アマキヒ、ファイアンクランツ、ボーンディスウェイ、キングスコールぐらいでお茶を濁しておきますかね。

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2026.05.23

さよなら松竹座

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 大阪松竹座の『御名残五月大歌舞伎』に遠征してきました。楽しかったのは昼の『鰯賣戀曳網』と夜の『心中月夜星野屋』。中村屋さんは芸風が明るくてイイね。松竹座最後の公演に江戸からお招ばれという形だと思いますが、舞台がパッと華やぐようで、お客さんも心置きなく笑っていました。もちろん仁左衛門さんの『盛綱陣屋』や愛之助さんの『義賢最期』は充分に歌舞伎らしい重々しさを刻み込む演し物でしたし、夜の部最後の『當繋藝招西姿繪』は様々な名作歌舞伎のダイジェストが観られて劇場の最後を飾るに相応しいナイス演目でした。これでいよいよ松竹座とはお別れとなります。建物の外回り、内部、客席と舞台を目に焼きつけて来ました。しょーちまる…キミのことは忘れない。どうか“松竹座のしょーちまる”から“松竹のしょーちまる”にジョブチェンジして生き残ってくれぇ〜! 帰京して、明治座で『アイ・ラブ・坊ちゃん』。先週に引き続き、これも“何度も上演されてるけど初めて観る”やつです。うん、面白かった。よくできてる。でも…それ以上の感想が出てこないのはどうしてだろう。あまり何かを期待したわけでもないのにとても良かったのが『VISIONARY READING 手紙』。以前ミュージカル版を観ていたはずなのにあらすじもすっかり忘れていて(笑)、ほぼまっさらの状態で観ました。前にもこのBlogでえらい褒めたことのあるA.B.C-Zの五関晃一さん、やはり舞台での発声や佇まいや腹の作り方が素晴らしく、思いの外惹き込まれてしまうんですよね。不思議な役者です。共演したラブレターズの溜口佑太朗さんがまた上手くて、女優陣も良くて。これは昨今、拾い物でした。その夜に観たのが青年座の『第三の証言』。1954年の劇団の旗揚げに上演された作品のリメイク版とのことでしたが…これはちょっと私には何がなんだか。いや、話は普通に理解できるんです。でもこの作品が何を訴えたいのか、この作品のどこを面白いと思えばいいのか、私にはわからなかった。数を観る中にはたまにありますね、そういう相性の悪いものが。仕方ないです。ただし、無駄だったとは決して思わない。

 土曜、平安Sは人気でもロードクロンヌから行くしかないかな。アクションプラン、タイトニット、人気薄からはシュラザックを。日曜はオークス。今これを書いている段階ではスターアニスは前売り2番人気。彼女は強いと思うので本命にガチ据えにしてアランカール、ドリームコア、アンジュドジョワで行ってみよう!

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2026.05.16

いまさら初体験

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 何度か上演を重ねているミュージカル『レベッカ』を初めて観ました。クンツェ&リーヴァイの美しい楽曲、シンプルなミステリーを楽しく鑑賞。霧矢大夢さんのダンヴァース夫人はとても良かったです。こういう圧の強い女性をやらせたら天下一品ですね。続いてはこれも何度も上演されてるのに観るのは初めての『GYPSY』。大竹しのぶvs田村芽実の新旧舞台荒らし(もちろん褒めている)の対決にゴジラvsモスラを期待したものの、芽実ちゃんの本領発揮の場面が舞台ももう終盤になり過ぎていてもったいなかった。もっと全般にわたってガッツンとぶち当たってくれてたらもっともっと面白かっただろうにな。オーバーチュアから始まるミュージカルを久々に観た気がする。古風で好き。そして市川染五郎が挑む『ハムレット』。父も祖父も演じた役を彼も見事な感性で演じ切ってくれました。なにしろ板つきが良い。タッパもあって舞台映えがするし、歌舞伎で鍛えに鍛えた声とセリフ術は揺るぎなく、既に貫禄さえ感じさせる。この血筋に生まれた者としての覚悟を見せてもらった思いです。今後改めて現代劇からも引っ張りだこになるでしょうね、彼は。そしてオフィーリアの當間あみさんが美しい声と抜群の透明感でこれまた今後に期待させてくれました。本格的にミュージカルに挑んで欲しい。映画は評判の『ひつし探偵団』を。笑わせられて泣かされて、セバスチャンのイケメンぶりに惚れ惚れとし、ひつじたちの聡明さとバカさを堪能して楽しい時間をもらいました。これはおすすめ。みんな観てね。

  新潟大賞典はドゥラドーレス&シュガークンという固いところを押さえておいてサフィラ、ラインベック、シュトルーヴェと人気薄に流して遊びます。日曜のヴィクトリアMはボンドガール熱烈応援。エンブロイダリーは連ヒモと考えて、この人気ならオイシイんじゃないの?のチェルヴィニア、ヤネの新味でマピュースを買ってみましょうか。

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