2025.11.08

強行京都旅

OkuboteiMinamizaNadamanKikusui

 1泊の駆け足で京都に行ってきました。まぁご想像通りの観劇ヲタ旅だったわけですが、ひさしぶりに大久保利通の京都旧邸跡の碑も訪ねてきました。この碑の建っている土地の所有者がお家を建て直されるにあたり、大久保邸の茶室・有待庵が現存していることが2019年に発見され、ニュース報道もされました。茶室は解体保存されていずれ京都市左京区の岩倉具視幽棲旧宅の敷地内へ再建・移築されると聞いています。夕刻に訪れた旧邸跡の碑には家屋の新築後に小さな緑が添えられ、このお家の住人の方が大切にしてくださっていることを感じました。どうか末長く…と願います。続いて強行京都旅の主な目的『松竹上方喜劇まつり』。以前東京で観た藤山直美さんの公演があまりにも良くて今更ファンになってしまい、今回も中村亀鶴さんがとても良い役でご出演されるということでどうしても観たくて『エリザベート』でどうにも首が回らないはずの中、なんとか予定をコジ空けてスッ飛んで行ったわけです。亀鶴さんの意地悪で嫌われ者の金貸しクソじじぃ(褒めている)、そんなキャラなのになんとも可愛げがあってユーモラス。主な出演者の中では一番年下なのに一番じぃさんの役(笑)、本当に楽しかったです。直美サマはあいかわらず巧くて巧くてため息が出るわー。何なんだろうね、あのギュッと劇場空間を引き寄せる力は。幕間のお食事になだ万のお弁当、そして南座の向かいにある京都の老舗洋食店・菊水のビーフシチューなどもお届けしておきます。愛する祇園小石のはっか飴を大量に買いだめして、短いけど充実した旅でした。

 土曜の京王杯2歳Sはダイヤモンドノット、レッドスティンガー、フェーダーローター。日曜、アルゼンチン共和国杯は前走大敗してる馬がけっこう多いですね。大敗組からローシャムパーク、セレシオン、ボルドグフーシュ。土曜にレッドスティンガー買うならここでもスティンガーグラス買っておくか。なんだそれ。私の馬券術なんてこんなもんだ。みやこSはドゥラエレーデ、ロードクロンヌ、ダブルハートボンド、ここんとこ負けがこんでるけどエアロロノア。

| | Comments (0)

2025.11.01

初冬の収穫

AlexnderFudeatoBababa_20251101025601Kinmokusei

 宝塚・星組公演『アレクサンダー』を観ました。長年の友達がファンで一緒に応援させてもらっているひろ香祐さんがとても良い役でご出演、心のある芝居をする役者さんなので嬉しく拝見しました。フィナーレも長身を活かしたダイナミックなダンスがステキでしたね。雨の日曜、大久保利通の漢詩書「王師一到服頑兇」を観に明治神宮ミュージアムへ。ゆったりとしたスベースで清々しい気分になれるミュージアムです。儀装馬車の展示もありました。『エリザベート』をマチソワしない日は積極的に別の予定を入れることにして、A.B.C-Zの戸塚祥太くんやピース又吉さんがご出演の朗読会『葉葉葉〜わたしはあなたか』へ。戸塚くんのしなやかなダンスから始まって詩や短いエッセイの朗読、自由律俳句、ギターでの弾き語りなどバラエティ豊かな内容で、又吉さんは巧みに笑わせてくれたし、正直こんなに楽しめるとは事前には思っておらず、望外の楽しさでこれは収穫でした。枚数合わせの1枚は花つきの良いキンモクセイのひと枝。良い香り。

 土曜のファンタジーSは素直に人気のフェスティバルヒルから行こうかな。ポペット、メイショウハッケイ、シラヌイへ。日曜は天皇賞(秋)か…ミュージアムマイル、プレイディヴェーグ、ソールオリエンス、クイーンズウォークでどうだ。

| | Comments (0)

2025.10.25

観劇とは旅である

Okubo2025autumNishinikiiroQuery_20251025021301Dangerousdoor

 日々『エリザベート』に日参中。私がこの舞台に行ってる時のことをXで「ウィーンに行ってる」と言わずに「ポッセンホーフェン城とコルフ島に行ってる」と言うのは、好きなシーンがこの場所だからなのでした。そういえば以前この作品に通ってた時は「デブレツェンに行く」って言ってたな(笑)。その合間にもアクティヴに動いております。まずは恒例・大久保利通公墓所のおそうじボランティア。今回もたくさんの参加者のお力添えのおかげでなんとかキレイな状態になりました。開催日が日曜なので競馬ファンの皆様にはなかなかお集まりいただくのが難しいかもしれませんが、今は馬券もスマホで購入できますし、常連参加者様がタブレットをご持参くださるのでリアルタイム観戦もできています。次回・春にはぜひぜひご協力ください。親しくお話もできますし、サインなどもさせていただいてます。舞台は『西に黄色のラプソディ』『Query』『デンジャラス・ドア』を観ました。1勝2敗…かなぁ。どれがどれかは言わずにおきましょう。その1勝は今後もこのカンパニーの公演を観てみようかな、と思える出来でした。

 土曜のアルテミスSは昨今『馬なり1ハロン!NEO』で新たなシリーズものとなっているレースです。といってもレースそのものを描くのではなく、このレースから出世した馬を描いているのですが。注目ははなんといってもマルガでしょう。大スターになって欲しい1頭です。フィロステファニ、それとコントレイルの仔・バースデイフライトを絡めておきます。日曜は菊花賞。1番人気のエネルジコから順不同でアマキヒ、ジョバンニ、ゲルチュタールへ。

| | Comments (0)

2025.10.18

客席に居る者として

Monster2Matahari_20251018005601MacbethniChi

 絶賛『エリザベート』通い詰め中。大好きなコルフ島のシーンに毎回涙しています。役者さんのセリフ(歌)のほんの少しのニュアンスでダーッと落涙してしまうものなんです。上演されているシアターオーブは渋谷ヒカリエという商業施設の中にあって、8階にはギャラリーがあり、行くたびに違う企画展を開催していて先日は『新しい怪獣展』を楽しく観ました。『エリザベート』のみに偏らないように舞台を観に駆けずり回っており、好きな作品である『マタ・ハリ』はやっぱり楽しかったです。愛希れいかさんのキレイなことキレイなこと。キレイなだけではなくキリリと強い女の表現が素晴らしかったです。ラドゥー大佐を演じた廣瀬友祐さん、この人は『太平洋序曲』でたくさん観ましたが、面白みのある役者で注目しています。続きましては芝居の中身や完成度とは違うところで違和感に悩まされた2本。『マクベスに告げよ』は精神病院の闇を描いた大変重たいテーマを決して押しつけがましくなく巧みに見せてくれた良作だったのですが…お客さんがね、笑うんですよ。これ相当シリアスな笑ってる場合じゃない芝居のはずなんですけど、えっここ笑う?という、どう考えても笑わせる意図の感じられない場面で笑うんですよ。それも1人や2人ではなく、かなりの人数が。そりゃ芝居の受け止め方なんて観る人それぞれで感じるままでいいんですけど…あるいはもしかしたら笑ってる人たちは実際に精神衛生に携わっている人達で、これを笑わずにいられないっていうご心境なのかもって可能性も考えたりもしたんだけど、でも私にはとにかくものすごい違和感で、それとも私の感じ方の方がおかしいのか?とさえ思われ始め、どうにも落ち着いて観ることができずに終わってしまった。演劇は役者の演技と観客の反応があって成立する空間なので、客の質次第で表現されるものが全く違ってしまいます。これはきっとその日の客の質によって全然違う芝居になってたと思う。感性の合う客と一緒に観たかったです…残念。マンガ原作の『チ。』は芝居がとても巧くてものすごく身体の効く役者ばかり揃って演出も斬新でとても見応えがありましたが…なんだかその斬新な演出がどうも鼻につくというか、マンガ原作であるこの作品をこの演出でやる意味は?という疑問で傾げた首が戻らず。せっかくの意欲作を空振りしてしまった感じ。同じ疑問を以前観た『未来少年コナン』やミュージカル『100万回生きたねこ』でも感じていて、これら全てホリプロ制作。どうやらそういう潮流があるようですね。これについては要は好みの問題なんですけど。

 10/19(日)9:30から東京・青山霊園の大久保利通公墓所の清掃ボランティアを開催します。歴史ファン以外にも「大久保利通はよく知らんけどよしだセンセーがそう言うなら手伝ってやるか」という心意気の『馬なり〜』ファンの皆様もご協力くださってます。どうぞお気軽にお立ち寄りください。申し込み等は不要、ご都合の良い時間に直接現地においでになり、私を呼び出してください。手ぶらでいらしても何らかの作業は必ずあります。どうかどうか、お力お貸しくださいませ。先着順で私が作ったちょっとしたオリジナルグッズも差し上げますよ。

 今週の『馬なり1ハロン!NEO』特別編、お読みいただいたでしょうか。netkeibaさんから企画を提案されて、どう表現したらリバティアイランドの良き追悼になるか、ずいぶん慎重に考えて描いた作品です。ご感想などよしだみほどっとこむのフォームからお寄せいただけましたら幸いです。

 土曜の富士Sはウンブライルを激しく応援。ジャンタルマンタル、キープカルム、マジックサンズと固めに。日曜はいよいよ秋華賞。カムニャックとエンブロイダリーは両方とも切りにくいな。ブラウンラチェット、テレサぐらいまでにしておきましょう。

| | Comments (0)

2025.10.11

このコはイイなぁ

C7-2025TasukiElisabeth2025Elisabethdress

 毎年恒例、リピーターが定着している…これはなんと呼べばいいジャンルなんでしょうか、ミュージカルショー?『CLUB SEVEN Another place2』に行ってきました。このBlogにも何度も名前が出ている大好きな俳優さん・西村直人さんが大活躍なのはもちろん、近年いろんな舞台で観て「このコはイイなぁ」と思っている内海啓貴くんが新メンバーに加わったのも嬉しかった。3時間半もの上演時間を少しも飽きさせず、歌いっぱなしの踊りっぱなしの笑わせっぱなしってすごいですよね。本当に楽しい公演です。続いてはミュージカル座の新作『襷』。『ニュージーズ』で観て「このコはイイなぁ」と思ってダンスシーンでは彼ばかり観ていた米澤賢人くんが主演ということで小躍りして観に行きました。舞台の中心に立つ彼を初めて観ましたが、この座組の中にあって実力は見るからに段違いでしたね。主役としての芝居も歌も確かで、東京大空襲のシーンで迫り来る炎を数人がダンスで表現する場面に1人飛び抜けてウマイのがいるぞ!?と思ったらその場面だけアンサンブルダンサーのふりをした(?)彼でした(笑)。戦争の時代と現代とを箱根駅伝でつないだ物語はなかなかに重たい題材。よくこれを上演までこぎつけたな、と拍手を送りたい。観劇後の気分は爽やかで、キャストもやりがいに満ちた顔をしていたように感じます。さて、この秋から冬は『エリザベート』に通います。大変なチケット難になっているところ、ありがたく初日から客席へ。セットも衣装も豪華そのもの、上演すればアタリが取れると決まっている演目はこのように予算がかけられるものなんだなぁと変なところに感心したりしつつ、この舞台にも他の舞台で観て「このコはイイなぁ」とファンになった役者さんがたくさん出ています。誰がどのシーンでどこにいたか、探すのも楽しいものです。やっぱりイイなぁ、このコの次の舞台も観に行こう、このコは次は何に出るのかな、このコの出る舞台は見逃したくないな…と、そうやって際限なく枝葉は広がっていくわけです。

 土曜のサウジアラビアRCは以前大好きな役者さんがミュージカルの1場面でオペラ『魔笛』のその役を演じたことがあるので、ゾロアストロを応援します。私の馬の好きになり方ってだいたいその程度の根拠です。あら、でも1番人気っぽいな。チュウワカーネギー、ユウファラオ、ガリレアへ。日曜のアイルランドTはブロコレ倶楽所属のボンドガールを応援。まだ新馬戦の1勝しかしてないんで、ここらでそろそろ重賞勝ちのひとつもあげて欲しい。サフィラ、セフィロ、アンゴラブラックへ。月曜のスワンSはまだ枠順とか出てないのか。ソーダズリング、タイムトゥヘヴン、レッドモンレーヴあたりで。

| | Comments (0)

2025.10.04

秋は栄養たっぷり

EnjouQueryKamiwotomoniNomajeanDanielblakeShonokai2025

 今週はまず映画『俺ではない炎上』から。予告を観て軽いコメディかなと思って観に行きましたが、けっこう重たい映画。ネット社会の危険性、決して他人事ではないよなぁと薄ら寒くなりました。舞台鑑賞もバラエティ豊かに…岡幸二郎さんが老人役からパアッと声だけで青年に若返る妙技を見せてくれた『Query』、印刷機の所持や印刷行為が禁じられた近未来を描くドタバタコメディ『紙を共に刷りぬ』、現代の貧困を切々と描いて胸に刺さるようだった『I,Daniel Blake』。西尾友樹と森尾舞という私が現在最も信頼している名優たちがその実力の程を改めて叩きつけてくれた『砂漠のノーマ・ジーン』は戯曲を読んですぐに演出家の生田みゆきさんとこの2人の俳優を押さえたという名取事務所の慧眼にも大感謝。そして何もかもが驚愕するほどに素晴らしかった中村鷹之資くんの『翔之會』。芸術の秋、様々な栄養をたっぷり吸収した感じです。

 この秋もまた東京・青山霊園の大久保利通墓所の清掃ボランティアを開催します。10/19(日)、荒天の場合は26(日)に順延します。おかげさまで『馬なり〜』読者様のご参加もいただき、実のある活動になっていますが、まだまだ人手が足りません。お手伝いいただけましたらありがたいです。「よしだセンセーと会ってみたいなー」などとぼんやり思ってるような人があれば、ぜひ来てください。朝から夕刻までずっと働いてますから、いくらでもおしゃべりできますよ。サインなんかもしちゃいますよ。詳しいことをお知りになりたい方はよしだみほどっとこむの「ここをクリック」からお問い合わせください。

 先週、早まって凱旋門賞のことを書いてしまいました。どんだけ気が逸ってるんだ(笑)。今年こそはイケるんじゃないか…毎年本気でそう思ってます。日曜、毎日王冠はレーベンスティールを激しく応援。チェルヴィニア、サトノシャイニングまで。京都大賞典はディープモンスター、プラダリアにがんばってもらってまだまだディープインパクト産駒の勝利数を伸ばしてもらう。操を立てて潔くその2頭だけにしておこう。

| | Comments (0)

2025.09.27

2勝2敗って感じ

Kojiro2025KuroshitsujiOtokogamiTakarajima

 今週は岡幸二郎さんのアコースティックコンサートから。ピアノとヴォーカル1対1、嘘もごまかしも効かない真剣勝負でありつつ紡ぎ出される極上の音楽は観客の心を豊かに満たす。歌声は他に比べるもののない最高級品、ちょっと毒っ気のあるトークで爆笑。この人がセルフプロデュースするコンサートはハズレ無しです。舞台は人気作『黒執事』へ。うーん…これは私の好みではなかったです。まぁ作品がターゲットとする層に私はいないってことなんでしょう。主演の立石俊樹さんとゲストのメインキャラを演じた小野田龍之介さんは素晴らしい仕事をなさっており、役者の技量は楽しめました。映画『男神』は禁足地だの伝説だのってネタが好きなので観てみたのですが…これは…過去に観た数えきれないほどの本数の映画の中でもワースト10には確実に入るでしょう。イマドキこんな安っぽいCG、こんな落ち着かないカット割り、学生の映画研究会でももうちょっとマシな動画作ると思うよ…ふぅ。その次に観た映画『宝島』は3時間の上映時間を長く感じさせない力作でした。沖縄の戦後史、コザ暴動などについて知っておきたいと思って観ました。勉強になりました。文献や資料で学ぶことも必要だけれど、映像作品で観ることによって肌で感じる痛みってあると思うのです。戦争を“事象”として捉えるのではなく、映画等の感情に訴える表現に接することによって自分の生活にあてはめて想像すれば、その恐ろしさに身慄いする。歴史を学ぶ上で、そういう疑似体験は必要なものだと私は思っています。

 今週は凱旋門賞がありますね。毎年毎年「今年こそ!」と素直に意気込む私です。楽しみです。土曜のシリウスSはジンセイが面白そうな気がする。タイトニット、サイモンザナドゥ、メイプルリッジへ。日曜のG1スプリンターズSは何が何でもナムラクレア。どうにかして重賞を勝たせてやりたい。がんばれ。ルガル、ウインカーネリアン、人気薄からはカピリナを。ママコチャも買っておくかなぁ。あと応援してるニュージーズが土曜の中山11R秋風Sに出るので応援しますぞぃ。

| | Comments (0)

2025.09.20

ヲタクの旅は楽しい旅

TondabayashiAman0sakaPoltergeist12hatsubiroko

 先週末は大阪へ。遠出をした時は努めて大久保利通ヲタクとしての活動も行うようにしておりまして「行き先の土地/大久保利通」で検索して史跡を訪ねます。今回は富田林の旧・杉山邸へ。明治8年に大久保利通が狩猟のために金剛山へ行く際にこの家で昼食を取ったり囲碁を楽しんだりしたのだそうです。邸のある寺内町という町では当時から今に残る古い建物をたくさん観ることができてとても楽しかった。その夜には大阪会議で知られる料亭・花外楼のあべのハルカス店でおいしい和食をいただきました。そしてメインイベントは『ある男』大阪公演。新作オリジナルミュージカルの大千穐楽を見届けてきました。良い作品でした。我が敬愛する鹿賀丈史さんも胡散臭い戸籍ブローカーと実直なボクシングジムのオーナーの2役をイキイキと演じていらっしゃり、鹿賀さんらしさが随所に観られてファンとして嬉しかったです。帰京して、レギュラーのお仕事明けに本多劇場で『ザ・ポルターガイスト』。ミュージカルではおなじみの実力派・村井良大さんが実に11人の人物を演じ分ける1人芝居。この役者さんはなまじどんな役でもしっかりとそつなく危なげなく演じてみせるがためにやや便利に起用されがちかなぁという印象だったのですが、この舞台を観て改めて舞台役者としての能力の途轍もない高さを感じ「この人を粗末に扱っちゃイカンぞ演劇界…」と思いました。たまたまその劇場でもらったチラシで大好きな演目『十二人の怒れる男』が下北沢で上演されることを知り「えっ…今日が初日? えっえっ今日これから観ればいいのでは?」と思い立ち、その場でスマホで予約を入れて当日清算全席自由のトンデモ良席で観劇。なんと便利な世の中でしょうか(笑)。全体的にやや力みが目立つ感じはあるものの、出演者の年齢層も役柄に合わせて幅広くとった配役で、この名作を堪能させてもらいました。なるほど今回は映画館のエピソードは全カットかー、という上演ごとの違いも面白いものです。

 日曜、オールカマーはレガレイラを応援します。つい先日マンガに出てもらったヨーホーレイク、ここんとこめっきりブロコレな成績のクロミナンス、ドゥラドーレスあたりで。神戸新聞杯はアルマデオロからジョバンニ、ショウヘイ、復活に期待したいエリキングまでで。

| | Comments (0)

2025.09.13

当たったりハズレたり

Vt2025SeijanokoushinFurikoBeethoven_20250913023801

 チラシを見て「面白そうだな」と思って観に行った舞台が大当たり、というお話をよくこのBlogでもしますが、当たりもあればハズレもあります。大当たりの方からお話すると、関西で33年もの歴史をお持ちだという劇団・虚空旅団が東京での公演を敢行した『Voice Traning 2025』。好評だった作品の再演とのことで、とても面白かった。出演の役者さんもみんなセリフに力のある人ばかりで観応えがありました。そしてこれもチラシを見てあらすじに惹かれてチケットを取ってみた『マーダーミステリーステージ 聖者の行進』…体験型推理ゲームをステージ上で繰り広げるという趣向のようですが、数人を除いては舞台役者として鍛錬がなっておらず、声ができてない人やただただ怒鳴るだけで耳障りな人、これは観ていてかなり苦痛でした。出演者それぞれにファンがついているようで、そういう交流を楽しむのが主目的の公演なのかもしれません。Not for me。ため息をつきながら電車で移動、同日に観た舞台『振り子』、これがここしばらく観た幾多の舞台の中でも出色の出来。鉄拳さんのたった4分のパラパラ漫画アニメ動画を原作に過去と現在と未来が複雑に絡み合う物語を少しも混乱させることなく緻密に見事に組み上げた脚本にまず拍手。身体の使い方も声の出し方も全てにプロの技術を感じさせてくれた役者陣に拍手。美しく透明感ある世界を作り上げた演出にも拍手。観る人誰でもがどこかしら心に響くであろう作品でした。ほろほろと泣きながら「舞台はイイなぁ」とすっかり気持ちが立ち直りました。映画は『ベートーヴェン捏造』を初日に。バカリズムさんの脚本が好きなので観てみました。面白かった!

 土曜のチャレンジCはグランヴィノスからいきましょう。人気がなくてもオニャンコポンは買うとして、オールナットも買っとくとして、マイネルクリソーラ、イングランドアイズぐらいで。日曜のローズSはチェルビアット、カムニャック、ランフォーヴァウ、ヌーヴォレコルトの仔で連勝中のセナスタイルも忘れずに。連休の月曜、セントライト記念は素直にミュージアムマイルから。ビックデムッシュ、サクラファレル、ブルータスへ。

| | Comments (0)

2025.09.06

演劇で観る戦後80年

HouzukiArmond_20250906022301SteroidSanchalunce

 今週はまずトムプロジェクトの『鬼灯町鬼灯通り三丁目』から。これもチラシを見てなんとなく面白そうだなと観てみた作品。とても良かったです。終戦直後の福岡で逞しく暮らす女性たちの家へ戦死したはずの男が突然帰ってきたことから始まるドタバタとペーソスと胸を締めつけるような感動の物語。笑って泣いて、また戦争に対する違った角度の視線を与えてもらいました。今年は戦後80年、演劇界でも戦争をテーマにした秀作が色々と上演されています。続いては『アーモンド』。この作品は別キャストの初演も観ていまして、今回の主演・A.B.C-Zの戸塚祥太さんは長く培ったダンススキルがこの作品には最大限に生きたこと、そして舞台役者としての繊細で鋭い感性がこの作品にピッタリでした。続きましては友達のおススメで観た映画『愛はステロイド』。内容その他まったく情報ナシで観たのですがなかなかに凄まじい映画でした。ホラー映画の制作を得意としている映画会社とのこと、ホラー味やかなりショッキングな描写もたっぷりで(R15指定)時々ヒーと身を縮めたり薄目になったりしつつ、全く飽きることな引き込まれて観ました。枚数合わせの飯テロ画像は三軒茶屋で食べたランチです。

 秋競馬、今週は重賞が4本も! 土曜の京成杯AHはエリカエクスプレスの立て直しに期待。タイムトゥヘヴン、ヴィヴロスの仔・シヴァースは買うとして、堅実さを買ってコントラポスト、あとアスコルティアーモをちょっぴり。札幌2歳Sはアロマティコの仔・ロスパレドネスからポペット、スマートプリエール、ヒシアムルーズまで。日曜の紫苑Sはエストゥペンダ、ロートホルン、サヴォンリンナで。セントウルSはママコチャ、モズメイメイ、アブキールベイぐらいで。

| | Comments (0)

«SNSの力