2026.09.05

座っているのは平気なんだ

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 今週のハイライトは池袋の新文芸坐にて『無声映画・活弁付上映 空前絶後の超大作5 レ・ミゼラブル』全編359分一挙上映という一大イベントに挑戦したことです。全4部作、休憩を挟んで8時間!(笑)…さすがに迷ったけど観たいか観たくないか自分に問いかけたら圧倒的に観たかったので果敢に挑んでみました。職業柄、そして長年の観劇スキルのおかげで長時間座ったままでいることはへっちゃらですしね。結果、勝手知ったるレ・ミゼラブル、レストアされた古い古い映画はむしろ新鮮で面白かったし、とにかく弁士さんがものすごく超絶上手くて。子供、女性、年寄り、若者、善人に悪党、その鍛え抜かれた声による演じ分けのそれはそれは見事なこと。プロ中のプロの技に大感動。片岡一郎さんとおっしゃる方です。酔狂な人というのは多いもので客席はほぼ満席。8時間を無事に完走した後、みんなで乾杯をしました。楽しかった〜。映画はその他に『つぐない』『時には懺悔を』『平行と垂直』を観ました。舞台は『オールトの雲〜天文台の大問題』と『ひまわり認定こども園の悩める人々』を。いずれも充実した内容で、それぞれに出演していた気になる役者さんと終演後にほんのちょびっと素で接するチャンスをいただき、嬉しかったです。

 土曜、京成杯AHはダービーは観なかったことにしてフォルテアンジェロとサイルーンから。オークスも観なかったことにしてヴァルキリーバース、好調組からはディールメーカーってとこで。札幌2歳Sは軽くテンカタイヘイ、ロゼハイスクール、デザートスピリットぐらいで様子見。日曜の紫苑Sはミシェル騎手でも買っておきますかーってんでアストリルからロングトールサリー、ドリームコアへ。セントウルSは苦戦が続くママコチャ、強いのはこれかなと思うダイヤモンドノット、ひとつ突き抜けて欲しいレッドモンレーヴ。カルプスペルシュも混ぜておくか。

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2026.08.29

つながる劇世界

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 長年お世話になっている双葉社の担当さんからお誘いをいただき、凰稀かなめさん主演の『TARKIE』を観て来ました。昭和の大スター、男装の麗人・水の江瀧子の一代記を当時の芸能誌に名を残す人々を配して活写。座内のトップ争いや所属会社との権利闘争、描かれることは意外と珍しい松竹と宝塚の対立構造、そして戦争とたくさんのエピソードをテンポ良く盛り込み、大変見応えのある作品でした。舞台上の姿がとにかく美しい凰稀さんはこの大役に相応しい華の持ち主。そして妃海風さんが本当に巧くて、説得力と重みのある本役の笠置シヅ子はもちろん、昭和歌謡満載のレビューの松田聖子ですべて持っていく技と腕力(笑)。終演後のトークイベントまでたっぷり、これは観て良かった、なかなかの名作にして楽しい舞台でした。またきっと上演される機会がありそうに思います。続きまして名取事務所の『東京ブギウギと鈴木大拙』。禅の精神を英語で世界に広めたことで知られる思想家の鈴木大拙、その息子が実は笠置シヅ子の大ヒット曲「東京ブギウギ」の作詞者なのです。あら、なんか偶然繋がったわ。その道の大家である父と、父に認められたくてもがく息子。大好きな女優さんである森尾舞さんは大拙の甥の娘という役で10代から50代までの彼女を見事に演じ切り、アラン役の西山聖了さんと共に素晴らしい歌声まで聴かせてくださった。こちらも終演後にトークイベントあり。続けて出来の良い舞台を観ることができてとても幸せです。

 日曜、新潟記念は好メンバーが揃いましたね。チェルヴィニアはなんとなく好きな馬なのでこれを本命にしておこうかな。ゾロアストロ、ドゥレッツァ、ステレンボッシュと固めで攻めます。中京2歳Sはピコピコ2頭出しが気になるが、人気は下位っぽい。サンタンジェロ、バクソウシャチョウとの4頭で絡めて遊んでみましょう。

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2026.08.22

挑む役者たち

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 今週はまずミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』から。映画版は観ましたが、海外の舞台がそこまで評判になるほどの魅力は感じず…大河ドラマ『青天を衝け』や映画『国宝』その他でその演技力には大変信頼を置いている吉沢亮さんの芝居が観たくてチケットを手配しました。とても良かった。彼が初めて出演したミュージカル『プロデューサーズ』では「無難にこなして悪くはないな」ぐらいの印象だったのが、今回は本格的に歌い上げなければならない数々のミュージカルナンバーへの挑戦のためにかなり訓練したと思える歌唱もそれはそれは立派なものでしたし、何よりやはり芝居が良かった。尊敬できる役者です、彼は。大好きな石井一孝さんも今までなかったような普通の父親の役をじっくりと作り上げていて感銘を受けました。続いては山本耕史とゆりやんレトリィバァが全編英語のミュージカルに挑む『フル・モンティ』。以前に山田孝之さんによる日本キャスト上演も観ていますが、例によってすっかり内容は忘れており、今回も楽しく観ました。いやぁ本当に山本耕史は何をどうやらせても上手いしカッコいいねぇ。子役時代の初舞台から観てるんだから親みたいな心持ちのはずが、どうかするとポーッとなっちゃう。難を言えばあまりに何もかもスマート過ぎて妻に去られて失業したダメパパに見えないってことかな(笑)。ゆりやんも良かったよ。マインドが開放されてるね、彼女は。ただこの演目に国際フォーラムCは大き過ぎるな。シアタークリエやシアター1010あたりで客もキャーキャー騒ぎながらやるのがいいと思う。続きまして、A.B.C-Zの五関晃一さんがコントに挑む『混沌vol.9』。以前にこの混沌という公演を別キャストで観た時はあまり面白いとは思えず、要は私がお笑いのライブをあまり好きではないのかな、と自覚しているのですが…今回もまぁ、そんな感じでした(苦笑)。五関さんはなんかこう間合いが良くて、面白かったんだけどね。あの人はなんだか、何をやらせても何らかの自信と確信があるのがイイなと思うんだよね。今週観た3本は共通して“挑む”がキーワードだったように感じてます。枚数合わせの1枚はDEHの後に友達と入った居酒屋のメニュー「残酷なタコさんウインナー」。ぐっさり串刺し(笑)。

 日曜、いつもの如く馬名ぐらいしかファクターがない新潟2歳S。注目は重賞でデビューとなるマインドフルネスですね。こういうのは面白がって買っちゃうのがアホンダラの私。ミルファームさん大車輪だけど他の馬は避けておこう。インカルナータ、トップチェッカーぐらいで止めておく。キーンランドCはナムラクララから行っとこ。パンジャタワーはまぁ買うとして、後はゾンニッヒ、イツモニコニコあたりで遊んでおきましょ。

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2026.08.15

弾丸歴ヲタ旅

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 弾丸日帰り旅で大阪・柏原市歴史資料館へ『企画展 日本近代の児童福祉と柏原〜共に歩んだ100年』を見学に行ってきました。主な目的は大阪府公文書館所蔵で普段は非公開の大久保利武(大久保利通の三男)の胸像を見ること。大阪府知事時代に福祉政策にも腕を振るった利武の直筆の書簡など未見の資料が多数展示され、充実した内容でした。この地方ならではという内容の資料が並び、これは有意義なテーマだったと思います。企画展斯くあるべし、といった感じ。観劇旅か何かのついでにと考えていたのに予定が噛み合わず、このままでは見逃してしまうと焦っての強行軍でしたが、本当に行って良かったです。帰りにはちゃっかり阪神デパート地下の名物いか焼きも食べたし551の豚まんも買えたし。そして映画を3本。『開戦前夜』『白パンと独裁者』『ネタニヤフ調書』。いずれも何かしら戦争が絡むテーマの作品です。自分の知識の浅さを痛感しつつ、とにもかくにもこういうものに触れ続けることで自分の中の問題意識に多少は水をやり、枯らさないことが大事なのだと思っておくことにします。

 日曜、中京記念はブエナオンダ、チェルビアット、ファントムシーフ、カズミクラーシュをこの順番で。札幌記念はローシャムパーク、グランディア、レディネスぐらいで恐る恐る。

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2026.08.07

初めての両国

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 映画『ヒトラーの毒見役』を観ました。また新たな切り口のナチスものです。終戦直前、ヒトラーが隠れ住んでいた場所で毒見役をさせられていたという告白をした女性が実在していて、真偽は明確ではないもののドラマの題材としては興味をそそられるものですね。戦争に翻弄される女性たち、普段の生活では食べるにも困る状態の中で贅沢な美食と破格の給金を与えられ、しかし命を落とす可能性もあるわけで、その綱渡り感や女性同士の軋轢や友情、いわゆるストックホルム症候群とはまた違った色合いの将校との関係も描かれ、飽きさせずに見せる映画でした。上映されている新宿武蔵野館はロビーのディスプレイや上映作品の批評記事の展示など、映画館としてとてもやる気を感じさせてくれるので好きです。続いて、生まれてからずっと長いこと東京に住んでるのに今まで一度も行ったことがなかった両国の街、江戸東京博物館へ『特別展 洋館〜明治の夢と挑戦』を観に行きました。洋館マニアなんです。明治以降、近代化・欧風化する日本にが生まれた洋館の数々、その成り立ちについてたくさんの資料と写真、設計図などが展示されて大変見応えがありました。贅沢を言えば日本各地に今も現存する幾多の洋館の写真をドッと集めて見学ガイドのように見せてくれたら後々までの興味につながって楽しかったかなと思うのですが、今回の眼目はそういうことではないのでしょう。両国の駅に降りることさえ初めてな気がするので、ついでに吉良邸跡や勝海舟生誕の地などを巡ってきました。ランチは元力士の白馬さんがオーナーシェフのモンゴル料理店『ウランバートル』で羊肉と春雨のスープ・ホイツァイのセットを。とてもおいしかったです。

 土曜のダリア賞にトシミチ号が出走するので楽しみにしています。エルムSはルクソールカフェ、ペリエール、ヒルノハンブルク、ヴァルツァーシャルまで。日曜のレパードSはチェリヴェント、マクリール、パラダイスフェイスぐらいにしておこうかな。CBC賞はサンアントワーヌをアタマに据えてレイピア、フィオライア、ディアナザールへ。

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2026.08.01

バズりました(笑)

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 今週観た舞台は『夏の夜の貘』1本。大島弓子さんの漫画を舞台化したもの。すっごく正直に言うとちんぷんかんぷん。いや、物語そのものはわかるんです、流れも言わんとしていることも。でも演出意図とか、どうしてそういう表現方法なのかっていうところが全然掴めなくて、面白いかって問われたら面白いとは感じられず、ちぐはぐで居心地悪いまま終わってしまいました。後から原作漫画の構成や狙いなどを知って「あーそーゆーことだったのかー」と思いはしたものの、これは俳優陣の個性や特性、いつも手堅い現実的なドラマを見せてくれる劇団のカラーから考えるとちょっと無理があったかなぁという感想でした。映画を2本、まずは『死ねばいいのに』…すごいタイトル(笑)。奈緒さんが好きなので観てみましたところ、さすが京極夏彦作品、グイグイ引き込まれる映画でした。人間の痛いところ、隠しておきたいところをひん剥いていく菜緒さんの演技が大変怖くて良かった。続いて『モアナと伝説の海』。もちろんロック様ことドゥエイン・ジョンソンがお目当て。彼の人間離れした肉体は半神半人のマウイというキャラクターとして圧倒的な説得力。でもちょっとハンサム過ぎるわーとか思いつつもあまりにもステキでヤダもーうっとり(笑)。ロック様の数々の映像作品の中でもビジュアルのイケてるっぷりは過去イチでは。闘うヒロインも勇ましくて文句なしに感情移入できたし、目つきがヤバいニワトリもめっちゃかわいいのに残忍&凶暴至極なカカモラも笑わせてくれた。全く飽きるところのない1本、おすすめです。ちなみにアニメ映画の方は観てません。枚数合わせの1枚…Xで中華料理屋さんでのちょっとした出来事をポストしたら何故なのか3.1万ファボという私のような弱小アカウントとしてはトンデモなバズりっぷりを頂戴し、ビックリ。その時に私が食べていたランチの写真がこちらです。

 日曜のアイビスSDはやっぱり牝馬を買っておこうかな。人気になっててもピューロマジックを本命視。ベルギューン、シュラフへ。苦戦が続くミカッテヨンデイイもそろそろ浮上して欲しいね。クイーンSはボンドガール、ヴーレヴー、フェスティバルヒル。

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2026.07.25

大きく叩けば大きく鳴る

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 月後半は仕事が忙しくなるので今週は歌舞伎座だけ。『鎌髭』『め組の喧嘩』『春興鏡獅子』の3本で4時間半を超える長丁場、でも少しも飽きさせない大サービスのラインナップ。まずは中村鷹之資くんが歌舞伎十八番の主役を務める『鎌髭』。おおらかで豪快で、そして品があって楽しい。舞台役者としては小柄な方なのだけど、その大きく見えること、立派なこと。なんといっても歌舞伎座を揺るがすような見事な発声。惚れ惚れしますね。彼は「大きく叩けば大きく鳴る」タイプの役者だと思うので、今後もどんどんこういう大役に充てて欲しいです。中村虎之助くんの入道のイジリも楽しかったなぁ。最近は行く先々の舞台に彼がいます。続く2本はいずれも團十郎に素直に拍手。め組の辰五郎も弥生も獅子も、姿の美しさは文句ナシに眼福のひと言。以前はゴツゴツして見えた女形も最近はたおやかにこなしているように見受けます。辰五郎が叩きつけて割った盃のかけらが飛んでくるような、弥生の登場でフワーッとお香の香りが漂ってくるようなとても良いお席で楽しませていただきました。

 日曜、関屋記念は前走大負けしてる馬が多くて難しいね…考えても仕方ないのでダノンセンチュリー、ブエナオンダ、ファーベントぐらいでそっと様子見。東海Sはインユアパレス、ベルジュロネット、ハッピーマン。こんなところでそーっとね。

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2026.07.17

演技力というものは

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 今週は芝居を3本。『歌舞伎鑑賞教室』では中村萬太郎さんによる軽妙な語り口の『解説 歌舞伎のみかた』と中村亀鶴さんが六蔵を務める『神霊矢口渡』を。半館が学生さんの団体でしたが、とてもお行儀の良い女子高生さんたちで沸くべきところでは素直に沸いてたくさん拍手をしてくれてとても良いお客さんでした。また続けて歌舞伎を観に来てくれたらいいな。常々このBlogでもお話ししている通り戯曲『12人の怒れる男』のマニア的大ファンの私、この度戯曲の一部を現代日本に通じるように書き換え、女性も混ぜた形の舞台が上演されるということで観てきました『12人の怒れる男と女』…内容の書き換えの工夫や意図、演出家のやりたいことは理解できた。でもその全てを台無しにしたのが出演者達の言語道断的力不足。多少芝居の心得があるかなぁというのが12人中2〜3人。話にならないお粗末さでした。いくら60人キャパのミニミニシアターだとしても観覧料金を取ってこういうレベルの人たちを板の上に上げて、よりによってこの作品をやらせてはいけません。ただただ呆然と半笑いで観ているしかありませんでした。その後に観たのが三浦透子さんの独り芝居『プライマ・フェイシィ 私の声を聞いて』…これはもう、凄まじい演技力でした。まったく逆の意味で呆然と、ただ拳をギューッと握りしめて観ているしかなかった。膨大なセリフをこなしながらの完璧な感情と肉体のコントロール、戯曲の中に生きる女性を目に見える姿でその場に立ち上がらせ、泣き、喚き、のた打ち回りながら彼女の身に起きた物語を見せる。しかもその全てに抑制が効いていて決して演劇の枠組みからは過剰にはみ出しては来ない。なんという見事な演技者でしょうか。映画で観て「ぜひこの作品を日本語版で観たい」と願っていた、その思いがこの女優を得て理想的な形で叶い、芝居見として大変な幸福でした。枚数合わせの1枚は仲良しの人生の大先輩と焼肉食べに行った、きれいなお肉です。おいしかったよよん。

 土曜の小倉9Rひまわり賞が今週の私のメインレースです。トシミチ、がんばってー!! 西郷タカモリも木戸タカヨシも出るんだよね。楽しみです。日曜、函館2歳Sはシグレ、イモージェンを軸にダマスク、ウンスイと人気薄へ。小倉記念は同レース最高齢勝利を狙うエヒト、サフィラにカエルム、最低人気かな?のトータルクラリティあたり、人気薄で遊んでみます。

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2026.07.11

この人を観たい!

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 今週は舞台を3本。『超、Maria』は最近すっかりその才能にどハマッてしまっている田村芽実さんと『ミセン』の時に鮮やかな存在感に目を瞠った清水くるみさん、そして劇作家の根本宗子さんにも興味があって観てみました。主演の2人はお見事。素晴らしい。今後もますます出演舞台を観たい。作品的には「こういうのが好きな人も多いんだろうな」ということは理解できましたがプラス方向の感想のほとんどは役者の力によるものだったかも。燐光群『ラフカディオ・ハーン 琉球の夢』は大好きな森尾舞さんが目当て。これがもう本っっっ当にのけぞるぐらいに途方もなく芝居が上手い。どうしてこう何もかもがビシバシ命中するのか、ワケわかんないぐらい好き。こんな途轍もないパワーを持つ女優さんと出会えて良かった。芝居見冥利に尽きる。寓話と歴史と現代が巧みに絡み合わされた内容も楽しみました。ちょっとヒギンズ教授気質のある私はけっこう沖縄の言葉がわかって、自分でもビックリ。『路上8』は占部房子さんを観に行きました。いつも大劇場で観ている役者さんたちをこんな小さな空間で…贅沢。酸いも甘いも噛み分けた年齢の俳優さんたちがド真面目に繰り広げるスラップスティックコメディ、楽しかったです。占部さん、以前にもこのBlogで触れたことがありますが、ふんわりしているようでいざという時の芝居の瞬発力がすごいんだよね。今回も何度もそういう瞬間がありました。最後にシュガーこと佐藤隆紀さんのコンサートへ。年末から『ラ・カージュ・オ・フォール』で鹿賀丈史さんとWキャストでジョルジュを演じる人でもあり、下見…というわけでもないんですが(笑)、ここ近年ずっと「好きになりそう…」と思いながら観ている人です。元々声楽出身で歌はとびっきりに上手い人ですが、芝居も上手いところ観せてくれるしお人柄も穏やかで楽しい人でトークもお上手。コンサートのテーマに沿って悪役とヒーローの曲を巧みに歌い分け、軽やかにかつ感動的に「僕こそミュージック」を聴かせてくれたかと思えば「オー・ソレ・ミオ」では身につけた声楽のテクニックを全開にしてホールを揺るがし、それはそれは見事なワンマンショーでした。この人はきっとこれからもたくさんのチャンスを掴んでものにして行く人だと思います。追いかけていきたいですね。

 日曜の七夕賞はバトルボーン、ボーンディスウェイ、メリオーレム。ヤマニンブークリエの馬体重はどうかな?

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2026.07.04

再演バンザイ!

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 今週はまず『ラヴェル 最期の日々』から。これは2024年に上演された舞台の再演で、内容がとにかく素晴らしくてぜひぜひまた観たいと望んでいた作品。あの豊かな時間と空間、愛すべき登場人物たちにまた逢えてとても嬉しかったです。モーリス・ラヴェル役を美しいバレエで見せてくださる小㞍健太さん、ラヴェルの晩年の友人として膨大なセリフ量をこなしながら温かみある狂言回しで観客と作品世界をつないでくださった西尾友樹さん。音楽、演劇、舞踊の融合という意味でこの完成度はなかなかない理想的な作品だと思います。来年1/9(土)に北九州芸術劇場で上演がありますのでお近くの方はぜひぜひご覧になってください。続いて劇団TipTapの『ミュージカル嫌いの男』。B級ホラーでありミュージカルの自虐的セルフパロディであり、かなりシュールで変な作品ですが、実力派のミュージカル俳優さんがガチッと座を固め、面白い舞台に仕上げていました。ミュージカル好きとしてはくすぐられる部分がいっぱい。日を違えては明治大学博物館へ『瓢箪から駒』というミニ特集展示を観に行きました。私自身が「瓢箪から駒」の意匠が大好きで、それをコレクションしている人がいるということに羨望を感じつつの見学。規模はほんの小さなものでしたが楽しかったです。私も瓢箪から駒グッズを作ってみたいな。枚数合わせの1枚はモスバーガーの限定メニュー・海老フライバーガー。海老がプリッとしてとてもおいしかったです。もうすぐ終わっちゃうようなので興味のある人はモスへ急げ!

 日曜の北九州記念はデアヴェローチェ、アメリカンビキニと固いところ押さえておいてプロトポロス、ついでにイツモニコニコ…って感じでどうだろう。

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