2023.11.25

どうしたらいいのか…

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 『劇場版 ゴードン探偵事務所 はじまりのシュガー』を観ました。このBlogに度々名前が出る俳優・西村直人さんがゴードン探偵役でご出演、ちょっとおフザケちょっとクールでニヒルでお笑い、というステキなキャラクターでした。たまたま行けた日に舞台挨拶があり、西村さんとハイタッチしてもらっちゃった。お客さんはおおむね出演の女のコたちのファンっぽかったから、西村さんのファンだって来てるんですよとアピールしたかったんですもの(笑)。歌舞伎『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』は初演を観たはずなのに「なんか金ピカだったなー」という記憶しかなく、今回改めて楽しく観劇。確かに金ピカだったけど、ライバルとの長い戦いや自分や他人を信じて清く生きることの難しさや、築かれて散っていく友情、そして馬の活躍と見どころ満載でした。折りからのインド映画ブームをきちんと取り入れてるあたりがさすが機を見るに敏な歌舞伎だな、と思いました。キャラクターとしては中村萬太郎演じる風韋摩王子(ビーマ)が、役者としては鶴妖朶(ドゥルヨーダナ)王女の中村芝のぶが抜群に良かった。

 土曜、京都2歳Sはヤネも込みで1番人気のシンエンペラーからかな。パワーホール、ディスペランツァ、オールナットぐらいまでで。日曜、京阪杯はG1は家賃が高くてもここなら…でシングザットソング。シュバルツカイザー、グルーヴィット、トラヴェスーラへ。さぁさぁイクイノックスとリバティアイランドが激突するJCだよ。いやー楽しみだなぁ。リバティが勝っちゃったりしたらすごいなぁと思うし、イクイノックスが勝てばあったりまえじゃんフフンってなるし。あああどうしよう、結果が出るのが怖いようなレースってひさしぶりだな。タイトルホルダーだってドウデュースだって買いたいし、パンサラッサだってディープボンドだってスターズオンアースだって怖いと思うよ。あああああどうしよう。どうしよう。

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2023.11.18

涙の塩分濃度

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 ノートPCに緑茶をぶちまけてしまい、半日以上乾かして起動させたらとりあえずは異常なく動いたのですが、定期メンテナンスをずっと怠っていたこともあり、点検に出しました。数日で特に問題なく戻ってきてホッとしてます。そんな中、敬愛する俳優・鹿賀丈史さんがCOTTON CLUBで2Days4Stageのソロライブを開催。題して『MIS CAST』。このタイトルにはちゃんと意味があって…でもそれはその場にいた人たちだけが聞いた話ということにしておきましょうか。普段はなかなか聴くことのできない、鹿賀さんが今歌いたい歌をご自分で選んで楽しそうに歌うお姿はとってもステキでした。これからもこういうライブは続けていきたいとのことです。ええ、ぜひ。さて、通いに通ってる『シェルブールの雨傘』はとっても悲しい切ないお話で、泣いてばかりで目の周りがちょっとかぶれてきたので(笑)一発ブッ飛ばしてもらおうと『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト』を観てきました。いや、これも泣くんですよ。主人公のデロリスがシスターたちを指導して歌の力が爆発する場面とか、いつのまにかデロリスとシスターたちの間に結ばれた固い友情とか、涙なしには観られない。でも両者の涙はなんか、塩分濃度が違う気がするのです(笑)。

 土曜の東スポ杯2歳Sはガイアメンテ、シュトラウス、フォルラリーニ。日曜、マイルCSはシャネルマイスター悲願のMCS奪取を応援したい。ナミュール、ソーヴァリアントへ。エエヤンもちょっと。

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2023.11.11

私の心にも傘が欲しい…

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 新橋演舞場で上演中の『シェルブールの雨傘』に日参しております。作品そのものはとても古い時代のもので、物語は特段のひねりもなく本当にただただシンプルで、シンプルだけに登場人物たちの痛みがストレートに伝わって来てとても悲しくなります。幸せってなんだろう。今は幸せと言える生活のはずでも心にはどうしても癒えない、癒せない傷がある。悲しいまま劇場を出て悲しく帰る帰り道…私の心はこの後の大阪&広島公演まで、もつのだろうか。くすん。映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』 、これはイマイチ。敬愛するフラメンカ、荻野リサさんのソロ・リサイタル、ギターラやカンテもとびっきりの人が揃い、満席のお客様の熱い拍手と笑顔に満ち満ちたタブラオ、こんなステキな空間にいられたことが幸せです。枚数合わせのおいしいもの写真、ボンゴレビアンコ。アサリがたっぷり。

 土曜、武蔵野Sはペリエールからレッドルゼル、ステラヴェローチェへ。人気薄からはカテドラル。デイリー杯2歳Sは前走の大負けを見ないふりしてテイエムチュララン。ジャンタルマンタル、メイショウサチダケ、エンヤラブフェイス。日曜のエリザベス女王杯はジェラルディーナ、ディヴィーナ、マリアエレーナと韻を踏んでおいて、サリエラも。福島記念はカレンルシェルブル…えっ、シェルブール?(違)、シルトホルン、カントル、ここんとこパッとしないナイママ…ぐらいまででソーッと。

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2023.11.04

あんなの来たらどうしたらいいんだ

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 『RRR』のコラボレストラン第2弾「1st Anniversary PA“RRR”TY」 にRRRが縁でできたDostiなお友達と一緒に行ってきました。日本での上映 、丸1周年を超えたんですね。映画の内容にちなんだメニュー、ファンでいっぱいの店内、どれも手が伸びるグッズの数々…これ、期間限定じゃなくてずっとこういうお店があればいいのに。舞台『THE STAR 悪魔と契約した男』は原田優一くんという有能なミュージカル俳優さんの主演舞台。私は彼が『レ・ミゼラブル』のガブローシュ役で出てる時から観てるんで、こんな立派な役者さんに育ってくれたことが嬉しくてしょうがないです。映画は『おまえの罪を自白しろ』と『ゴジラ-1.0』を。前者はこれといって語りたいこともない感じですが、後者はゴジラがリアルに怖くて、自分の生活が踏み潰される恐怖が身に迫るようで肌が粟立ちました。ああいうテーマだとどうしても怪物vs国の力という大きな切り口になりがちなところ、それと戦わなければならない個人それぞれの痛みが描かれていたからかな。終盤はややご都合主義な展開もあったかもですが、そのあたりの段階ではもうそういう難癖はどうでもよくなってて、ちょっと泣いたりもした。好きなタイプの役者さんが揃ってたことも大きい。

 土曜、京王杯2歳Sはバラ一族のゼルトザームをアタマ固定。新馬戦の末脚は将来性を感じさせてくれるものでした。アスクワンタイム、ミルテンベルク、アグラードと固めに。ファンタジーSはヒヒーンが出るね。複勝買っておこうかな。だったらもういっそシュークリーム、イツモニコニコ、キャプテンネキとフザケ倒すことにしよう。日曜のアルゼンチン共和国杯はヒートオンビート、ユーキャンスマイル、ゼッフィーロ。みやこSは連勝馬大好きなのでセラフィックコール、そんならアスクドゥラメンテ、まぁこれもって感じのワールドタキオン。

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2023.10.28

たんまり収穫の秋

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 今週は私にとって年に2回の一大イベント「大久保利通公・墓所、秋のおそうじ会」があり、精力的な1週間でした。『RRR』のマサラにまたもや参戦、マルワリ馬の登場シーンのために用意した蹄鉄の消しゴムはんこ入りの紙吹雪を撒いて盛り上がったり、ビームの中の人ことナンダムーリ・ターラカ・ラーマ・ラオ・ジュニア氏が過去に主演した映画『ヤマドンガ』を観に行ったり、立川の2500人も入る大ホールで歌舞伎を観たり、かと思うと赤坂のキャパ173席の劇場で『トータル・ペイン』という濃密な芝居を観たり、映画『シック・オブ・マイセルフ』で震えたり、ミュージカル『High Fidelity』で大好きな俳優さんに拍手を送ったり。イイ秋、過ごしてます!

 土曜、アルテミスSはみんな戦績浅過ぎで人気通りに買うぐらいしか方法がない…サロミナ一族のサフィナから行きますか。お世話になってるシルクレーシングさんのスティールブルー、後はライトバック、ラヴスコールと1番人気をはずす作戦。こういうのはたいてい1番人気が来る(笑)。スワンSはグレナディアガーズ、ルージュスティリア、サブライムアンセムぐらいで。いよいよイクイノックスが姿を見せる天皇賞(秋)。これはもうガチガチ本命に推さないわけにはいかず、相手はドウデュース、プログノーシス、ジャックドール…うっ、固いな…。

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2023.10.21

おそうじの会、開催します

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 今週もなかなかバラエティに富んでます。舞台『ロジャース&ハート』、映画『春画先生』、そごう横浜店の『シュタイフ展』、横浜の小さな映画館・シネマノヴェチェントで『RRR』マサラ上映、映画『月』、そして舞台『同盟通信』。いずれもこれからの糧になりそうな体験でした。

 いよいよ大久保利通公・墓所おそうじの会、秋のおそうじが22日(日)9:30〜開催されます。興味のある方、私の顔でも見てサインなんかもらっちゃおうかなという方、どうぞお気軽に、おいでになれる時間からご参加ください。ほんの短時間でもちょっぴりお手伝いいただけたら本当に助かります。なにしろ広いんですよ、墓所が。人数があればあるほど助かるんです。どうかどうか、ご助力ください。

 土曜、富士Sはナミュールから。ソーヴァリアント、タイムトゥヘヴン、ステラヴェローチェと人気薄へ流します。日曜は菊花賞か…敢えてトップナイフから入ろうかな。ソールオリエンスとタスティエーラは切れないとして、ノッキングポイントやナイトインロンドン、ファントムシーフなんてとこも買ってみたいですね。

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2023.10.15

悪役の華

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 今週は映画を3本と歌舞伎。『シアター・キャンプ』は舞台演劇好きなら楽しめると思います。子供たちの成長、大人たちそれぞれの事情がシニカルでアイロニカルで面白い。『沈黙の艦隊』はマンガ原作の突端までしか描けていなくて、自衛隊や潜水艦にそれほど興味のない層にはちょっと退屈かな。海江田と深町の間にもっとドラマが見られたら良かったのに。『白鍵と黒鍵の間に』はひと言で言って変な映画。普通の感覚で観てたらえーそっちに行っちゃうのー?っていうやつ。十月大歌舞伎は『水戸黄門』の中村亀鶴さんが目当て。鮮やかで見事な悪役。ちょっとしたセリフの調子で笑わせたり、悪役然とした高笑いで場をさらったり、武士らしく切腹を乞うたふりをして反撃に出るなど、時代劇の悪役に必要なことすべてをきれいに演じ抜いてくださいました。良い役者さんだなぁ。

 ちょっとドタバタしていてBlogの更新が遅れてしまいました。土曜の府中牝馬Sはディヴィーナから行くつもりだったんで勝ったのは嬉しいんだけど、相手にはライラックとプレサージュリフトを考えていたので馬券的にはビミョーですね。日曜の秋華賞はリバティアイランドの3冠に期待。唯一彼女を負かした経験のあるラヴェルがどんなレースを見せてくれるかにも期待。ハーパー、マスクトディーヴァと固いところは押さえておいてドゥアイズ、ピピオラと幅広く行っときましょか。

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2023.10.07

観るものに自分を映す

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 今週もめちゃくちゃ充実しております。芸術の秋であります。大阪滞在中は特に観光したい場所もなかったので『生きる』観劇の合間に映画を2本観ました。『ダンサー イン Paris』と『ロスト・キング』。どちらも良い映画で、前者は自分にはできないことを、後者は自分でもやっちゃいそうなことを描いていてどちらも心を動かされました。舞台『沼の中の淑女たち』は推し活人生を生きてきた者として他人事ではない感じ。『天翔ける風に』は以前別キャストで2回ぐらい観てる演目。今ゴタッてる例の事務所のタレントが2名ほど出ていますが、彼らは事務所にゲタを履かせてもらわなくても自分の力で舞台に立てている数少ない役者だと私は評価してます。ヨーロッパ企画『切り裂かないけど攫いはするジャック』は観てる間何度も「えええええ?」ってなるやつ(笑)。そして中村鷹之資くんの『翔之會』。俳優祭の梅王丸に続いて矢の根の曽我五郎でも大きなところを見せてもらい、二人椀久は哀れで涙を誘われました。いやー充実しております。
 

 土曜のサウジアラビアRCはシュトラウスからボンドガール、これは馬単で固定。後はシュトラウスを頭にハッピーサプライズ、ウインアクトゥールと人気薄へ流します。日曜の毎日王冠は人気になってもシュネルマイスターとソングラインは組み合わせておきます。エエヤンとフェーングロッテンに行くかな。月曜の京都大賞典はディープボンド、ゼーゲン、ビッグリボン、ヒートオンビート、ブローザホーンと手広く。

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2023.09.30

演劇ファンの醍醐味

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 今週は『マーク・トゥエインと不思議な少年』で小さな作品の良さと『アナスタシア』で大作の良さを味わい、チケット瞬殺で客席満杯大賑わいの俳優祭(歌舞伎の俳優さんが模擬店やユニークな1日限りの新作でおもてなししてくれるイベント)で役者と観客の交流という演劇ファンとしての醍醐味を味わい、大阪公演『生きる』で地方遠征ついでに旅の食なども楽しみ、充実の1週間でした。映画は『I 人に生まれて』、それからいつかその建物も見に行きたいと思っていた東青梅のシネマネコにて『RRR』マサラ上映に参加。楽しそうだなと思うところへ身軽に足を運び、観たいものを観て、幸せなヲタ生活です。

 土曜のシリウスSはヴァンヤールのブロコレ脱却なるか。トウセツ、アイコンテーラー、フルヴォートまで。日曜のスプリンターズSはナムラクレアのGI奪取を祈念。メイケイエール、ナランフレグ、ドルチェモア、ピクシーナイトへ。

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2023.09.23

昔から好きな人と今好きな人

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 今週はまず通ってるミュージカル『生きる』のアフターステージトークイベント。Wキャストで主演を務める鹿賀丈史さんと市村正親さんがご登壇。お2人は俳優生活50周年、同じ舞台でデビューしたお2人にとってはおつきあいも50年にわたり…つ、つまり私のファン生活も50周年…(爆)。一緒に所属していた劇団の昔話、特に私にとっては強烈に想い出深い『カッコーの巣を越えて』の話が出るなんて思いもよらず、かけがえのない楽しい時間を分けていただいた気がしています。その夜は『オカノウエノオフ会』へ。私は毎週月曜22:00からツイキャスで聴くことができる『オカノウエノラジオ』のリスナーで、登場する5人のメンバーは大好きな舞台俳優さんばかり。そんな皆様が小さなカフェスペースで朗読会を企画してくださったのです。本当に手作りの温かい会で、メンバー手づからによる台本も聴き応えのある内容、フリートークも楽しく、集まったオーディエンスとも親しく接してくださり、大感激。いつもははるか舞台の上の姿をドキドキしながら見上げているだけの憧れの俳優さんの演技をこんな距離で観せていただき聞かせていただく贅沢、そして恐れ多くも直接の交流を持てたことがとてもとても幸せでした。ネットラジオ、皆さんもぜひ聴いてみてください。アーカイブ も聴けます。 続いて、企画上演されるどの舞台もハズレなしの名取事務所にこのBlogでも何度もお名前を挙げている劇作家・詩森ろばさんが書き下ろした新作『ホテル・イミグレーション』を拝見。詩森さんの作り出す芝居はどれもキャラが立っていて、誰1人“理解できない”人がいない。今回のも主人公と女友達がケンカする、両方の言い分がすごくわかって辛かったし、一番の憎まれキャラである町内会長の暴言も彼の立場になれば一理あるんじゃないかなと思わされてしまうし…入国管理所の問題も目を背けてはいけないことだなと胸が苦しくなりました。この作家とこの事務所、ぜひまた組んで新作を送り出して欲しいです。枚数合わせの1枚はイタリアのお菓子・スフォリオテッラ。大好きなんです。ザックザク。

  日曜、オールカマーは人気下げてるであろうタイトルホルダーを応援。ジェラルディーナ、ハヤヤッコ、ガイアフォースといつにもましてミーハーな馬券で。神戸新聞杯はここまで強いところで食い下がって来たハーツコンチェルトを買ってみる。他は新興勢力を評価してサスツルギ、ロードデルレイ、サヴォーナ、ナイトインロンドン。

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«キャラハマりが怖い(笑)