2012.05.26

共感

5kabuki
 新橋演舞場「五月花形歌舞伎」を観劇。幕末薩摩にはちょいと詳しい私は「西郷と豚姫」を楽しみにしていました。なんだかほのぼのとした話で、まん丸く太った西郷と豚姫ことお玉の温かな関係に共感。しかし「女殺油地獄」にはどうにもこうにも共感できる部分がなかった。近松門左衛門の名作であり人気作…だと思うのですが、私はこういう話、こういう主人公はダメだ。「ちゃんと生きろよ!」と真剣に腹が立って来てしまう。一人客席で腹立ててたら、殺しのシーンで油が飛んで来た(笑)。おなじみ中村亀鶴さんは「西郷〜」の中村半次郎がとっても良かったです。人斬り半次郎と恐れられた剣客ですが、西郷をセンセイセンセイと慕う様がかわいらしく、ちょっと軽く笑いをとるオイシイ役でした。こういう役をピカッと光らせて見せるのがお上手です。
 いよいよダービーですね。予想は公式にて。目黒記念はタッチミーノット、すっかり人気落としてるけどネヴァブション、そしてダノンバラードの3着狙いで。

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2012.05.19

競演の饗宴

CyranoBwml2012
 「BROADWAY MUSICAL LIVE 2012」を観て来ました。まず以前からずっと行きたかった初台のフレンチ「シラノ・ド・ベルジュラック」でランチ。期待通りのとってもおいしいお店でした。今度はディナーで行きたいな。ライブは今回も豪華メンバーで見応えがありました。既に回を重ねること3年めになるこの企画、今年はステージングと振りつけを担当した大澄賢也さんがたった3日間のステージには異例とも言える鬼振りつけ(笑)。すばらしいダンスショーを展開してくれました。ご本人もフレッド・アステア、ボブ・フォッシーなど、好きなダンサーの踊りを思い切り踊れてとても楽しそうでした。おなじみ石井一孝さんは「レ・ミゼラブル」のマリウス、「ミス・サイゴン」のクリスを歌ってくれて、この2役は私にとっては彼以外考えられない、空前絶後にして唯一無二の存在だなぁと改めて確認しました。舞台で演じた頃と今もまったく変わらないクリスの声の輝き、素晴らしかったです。あ、笹本玲奈ちゃんの「42nd Street」が良かったなぁ、彼女はもっともっと踊る舞台に出てほしい。
 いよいよ春のG1もクライマックスですね。オークスの予想は公式にて。土曜の東海Sは思い切ってシビルウォーから。ウォーエンブレムの仔は応援するって決めてるんだもん。デスペラード、ソリタリーキングと微妙なところへ流しておいて、かつワンダーアキュートの3着狙いって感じで。

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2012.05.12

立ち位置を変えると

Elisa2012
 帝国劇場にてミュージカル「エリザベート」開幕。今回も少々通うことになります。
 初演以来何度も観た演目ですが、私はどうもこの話の主人公のエリザベートが心身の自由を求めてさまよい続ける姿に感情移入ができないのです。私自身は性格的にどちらかというと個人の魂の自由よりも社会的責務の方により忠実にありたいと考えてしまうようなところがあるので。で、この舞台を観るにあたっては、恋愛にも似た美しい死の誘惑に惹き込まれる主人公に心を寄せて共感しないとダメなのかなぁと思っていて、それがもうひとつこの物語にのめり込めない原因だったんですが、ある時この物語が実はエリザベートのわがまま(敢えてそう言い切りましょう)のせいで人生を狂わされて混乱のうちに死んで行った人々の亡霊が毎夜毎夜地獄でくり広げている再現劇なのだということを思い返し、だったらそちらの側から話を観てみたらどうだろうと、自分の立ち位置と視線の方向を変えてみたんです。そしたら俄然、この舞台が面白くなった。違う景色が見えて来た。劇作家や演出家の意図するところとは違うのかもしれないけれど、舞台に上げてしまった作品がどう読み解かれるかは観客の自由です。そこで私が選んだ立ち位置にいるのがハンガリーの革命家たち。オーストリア・ハンガリー二重帝国の欺瞞に憤り、独立を求めて闘う男たちです。彼らの登場するシーンはどれもダイナミックに話が展開し、心が弾みます。しょせんあたしゃードレスだお城だ愛だ恋だ退廃だお耽美だみたいなもんにはときめかない人間なのさ(笑)。
 ヴィクトリアMの予想は公式にて。土曜の京王杯スプリングCは応援したいなと思う馬たちの近走がどれもいささかナニな感じで…寄らば大樹の1番人気、サンカルロから彼らに流して高倍率を狙ってみよう。タマモナイスプレイ、グランプリボス、ジョーカプチーノ。

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2012.05.08

デリシャス!

Delicious
 皆様、連休はいかがお過ごしでしたか? 私は3日に映画「テルマエ・ロマエ」、5日にはダンス公演「Delicious」を観て来ました。過日拝見して大変感動した「GQ」と同じ主催の公演で、やはりバリッバリに踊れる男性ダンサーが8人、すぐ手の届きそうな近さのステージでビュンビュン踊ってくれて、なんとも言い難い素晴らしい高揚感を与えてくれるステージでした。ちょっとドラマ仕立てなところも面白く、セリフではなくてダンサーの動きや表情で物語が伝わって来るところなどは演劇好きの観客にも見るべきところが多かったです。しかしホント、踊れるオトコはカッコイイなぁ。くー。
 連休の都合で「馬なり」は今週、更新をお休みさせていただいております。私はスケジュール通りに描きましたので、次週にいっぺんに2本お目にかける予定です。しばしお待ちくださいませ。

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2012.05.04

お風呂文化

Thermae
 映画「テルマエ・ロマエ」を観て来ました。バカバカしい線を狙った映画かと思っていたら意外とマトモな内容で、うっかり感動してしまったかも…いや、充分バカバカしいんですけどね。古代ローマ人が現代にタイムスリップして来て、せっかくタイムスリップしたのにこだわるのはお風呂のことだけという設定そのものがバカバカしくて笑えるのだけど、いろんなシーンに施された小細工が面白くて楽しかったです。帰宅して自宅のお風呂に入ってる時、主人公のルシウスがザバーッと出て来そうでさらに笑っちゃいました。
 NHKマイルCの予想は公式にて。連休の都合で出走予定馬の段階で名前を挙げたものですが、どうやらみんな無事に出て来てくれそうですね。京都新聞杯、人気かぶり過ぎのエキストラエンドにビックリ。そんなにか? ここはベールドインパクトから行くよ。2戦めだけどヴァンセンヌ、仕切り直しでサイレントサタデー。日曜の新潟大賞典はここんとこちょっとジリ貧気味のトーセンラーの立て直しに期待。今やブロコレの現エースかもしれないダノンバラード、キミもイイ感じだねスマートギア。どっちかがジャストブロンズ決めてくれそうな予感…。

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2012.04.28

最後の亀サマ

ChusinguraHanagatakabuki
 新橋演舞場にて四月花形歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を昼夜通しで観て来ました。おなじみの演目を今回はとても若い座組で。なんたって大星由良之助が市川染五郎さん、高師直が尾上松緑さんですからね。若い若い。ほとんどの役者さんが初役の大役。10年もすればこの人たちが歌舞伎界の中心に立ってるわけですから、こういうチャレンジはどんどん見せて欲しいです。役者さんたちもめったには演じさせていただけないような大きな役を張り切ってつとめていたように感じました。染五郎さんは時々お父さんにソックリな声を出すなぁとか、松緑さんの目玉は舞台役者としては宝物だなぁとか、菊之助さんの判官はキレイで品と哀愁があってイイなぁとか、これが市川亀治郎としては最後の出演になる(6月に猿之助を襲名します)亀ちゃんはやっぱり何をやらせても随所に工夫があって面白いなぁとか、そして贔屓の中村亀鶴さんは抜きん出て声が良くて小林平八郎役での立ち回りは役者絵のようでカッコイイなぁとか、おおいに楽しんで来ました。
 いよいよ春の天皇賞。オルフェーヴル、ちゃんと走るか!? 迷いに迷いまくっている予想は公式にて。土曜の青葉賞は難しいな…そんな時は頭は手堅くフェノーメノ、そこからタムロトップステイ、ミルドリーム、クランモンタナと微妙な倍率のところへ散らしてみましょう。

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2012.04.20

男の友情

Hidamari
 サンシャイン劇場にて「陽だまりの樹」を観て来ました。上川隆也&吉川晃司のW主演、手塚治虫のマンガが原作ということで期待値高かったのですが、予想以上の面白さでした。軽妙な上川に無骨な吉川という組み合わせもよく噛み合い、テンポが良くて飽きさせない展開でとても面白い舞台になっていたと思います。特に上川さんは演技にもセリフにも緩急とメリハリがあり、舞台の真ん中に置いて充分な貫禄を見せてくれました。さすが、世に出るべくして出た俳優さんなんでしょうね。吉川さんは舞台に出た時に大きく見えるのがイイ。実際身体が大きいんだけど、そういう意味ではなくて、なんていうのか…平たく言えばオーラですかね。ドンと押し出しがよろしい。この2人の間に育まれて行く男の友情が、なんともいえず味わい深いんですよ−。そんな役者陣もさることながら、舞台の出来の良さのかなりの部分は恐らく原作の力だと思われます。マンガ原作の舞台やドラマは増える一方。マンガであろうと小説であろうと“物語”という点では同じです。良作をこういう形で見せる試みは今後も増えて行くでしょう。演劇界もアンテナを広げて色々と挑戦して行っていただきたいものです。
 土曜、福島牝馬Sはコスモネモシンの応援。僚友ガルボも重賞勝ちしたばかりだし、ここはイッパツがんばってください。相手はオールザットジャズ、トウカイライフ。日曜のフローラSはちょっと買いにくいなぁ…ダイイチルビーの血を引くコスモアンドロメダだけ単複買っておきましょうか。前走は見なかったことにして(苦笑)。マイラーズCはトーセンレーヴから。春リタイアの妹の分まで頼む。相手はレッドデイヴィス、グランプリボスの前走大敗組の奮起に期待。あ、あとミッキードリームも押さえときましょ。

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2012.04.17

イラスト馬券、再び!

Eraser
 みなさんは消しゴムを使い切ったことってありますか? 例え学生さんでも(特に手描きで文字を書かないイマドキは)途中でいつのまにかなくして次のを買ってしまったりして、きっちり使い切る経験をした人ってあんまりいないんじゃないかと思ったりします。私のような職業だとあるんですよ。消しゴム1個を使い切ることが。それも定期的に。今ちょうど仕事で使ってる普通の消しゴムと細かいところを消すペン型の消しゴムがなくなりかけているので、お目にかけましょう。
 今回は大事なお知らせ。第3回京都競馬で、私のイラストの入った馬券が発売されます。今回は「近代競馬150周年記念」という大層なロゴつきの記念馬券。大役を仰せつかり、大変嬉しくありがたく、誇らしい気分であります。4月28・29日、京都競馬場の特定窓口のみの発売となりますので、当日はぜひぜひ淀へ足を運んでください! 詳しくはコチラ

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2012.04.14

想い続けること

Artist_2
 本年度のアカデミー賞で作品賞他、最多5部門を受賞した映画「アーティスト」を観ました。美しい、懐かしい、気品のある作品です。今時、敢えてモノクロでサイレントという手段を選んだところに既に成功の確信があったという気がします。古き良き時代の花形男優の零落、新人時代に彼からもらったわずかな恩義をずっと胸に抱えながらスターへの道を上り詰めて行く若い女優、切ない紆余曲折、幸福な結末。ひねりもなんにもない、言ってみれば古臭い真っ当すぎる物語なんですけど、もちろんそこも狙い通りなのでしょう。いいなぁ、こういう映画。あたたかいドラマです。素直に泣けます。ウワサに高い犬の演技も、そりゃもー大絶賛モノ。
 皐月賞の予想は公式にて。土曜のアンタレスSはもちろんシャアを買うよっ。例え下から数えた方が早い人気だろうと。見せてもらおうか、大井の砂で鍛えた脚とやらを…って転出初戦は5着だけどな(笑)。相手は固めにニホンピロアワーズ、シルクシュナイダー、それとデスペラードで。レディブロンドの仔・ゴルトブリッツも買いたいんだけど、ちょっと1本かぶり過ぎですかなぁ。

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2012.04.07

芸術家の魂

Nijinsky
 天王洲銀河劇場にて、「DANCE ACT ニジンスキー」を観ました。「蜘蛛女のキス」「CHESS in Concert」と私がドはまった舞台を演出した荻田浩一さんのオリジナル作品です。いかにも本領発揮という感じの幻想的で美しくて残酷な、目覚めた後に胸が痛くなるきれいな悪夢みたいな舞台。出演者それぞれが踊り、歌、芝居と各々の持ち味を充分に活かしてもらって輝いていて、その特異な世界観にどっぷりと浸れる贅沢な時間でした。舞台演劇に関心のある者ならヴァーツラフ・ニジンスキーという不世出のバレエダンサーを知らない者はいないところですが、こういう形で彼の人生の部分部分を切り出して見せてもらえたのは興味深いことでした。あ、別の意味で競馬ファンもニジンスキーという名前を知らなかったらモグリですよ(笑)。
 いよいよ春のクラシックシーズン開幕。桜花賞の予想は公式にて。土曜、NZTは固く収まる気がするなぁ…カレンブラックヒルからセイクレットレーヴ、オリービンへ。阪神牝馬Sはやっぱりアパパネを買ってみましょうね。チャームポット、アンシェルブルー。うーん、レディアルバローザも一応押さえておくかー。

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