2012.02.03

ご報告

Gardenia
 「馬なり1ハロン劇場」ならびにこのblogをお読みくださっている皆様にご報告です。
 1月16日、父を亡くしました。80歳でした。一流の木工職人であった父と私は顔も性格もよく似ており、なんでも思ったことを言い合える仲の良い父娘でした。手先が器用なこと、一度した約束は必ず守るガンコな職人気質はまちがいなく父から譲り受けたものだと思います。これまでの人生、父は決して私の行く道にNoを言わない人でした。この仕事を始める前のお勤めを辞めたいと相談した時も「嫌だと思うような仕事をしなくていい」と言うだけでした。こんな浮き草な仕事を始めた時もただ黙って見守ってくれました。競馬はまったく知らない人だし、私の描くものを読んでいたかどうかはわからないけど、私が日々アイデアに苦しみながらも楽しそうに仕事していることを喜んでくれていたのは確かだと思います。家に原稿を取りに来るバイク便の応対は父が長いこと受け持ってくれていました。その点では父も「馬なり〜」の重要なスタッフの1人だったと言えるでしょう。ただただ感謝しています。大好きな、自慢の父でした。
 葬儀のことなどあり、どうしても1週分の連載を描くことができず、638Rは休載となってしまいました。この回は近いうちに通常通りの形で描いて、追って掲載するつもりです。少々お待ちください。
 季節ハズレではありますが、夏には父と一緒に世話をして咲かせていた八重のクチナシを手向けたいと思います。

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2012.01.29

Someone Else's Story

Cic
 青山劇場にて上演中の「CHESS in Concert」を観ました。楽曲の美しさは折り紙つきで、ある種伝説にさえなっているにもかかわらず日本では上演されたことのなかったこの作品。今回のコンサートバージョンを観て聴けばわかる…正直なところ、このミュージカルのナンバーを歌いこなせるメンバーを揃えること自体が難しかったのです。いやはやめまいのするような難曲ばかり。それをこのステージに居並ぶメンバーはアンサンブルの一人一人に至るまでが凄まじいほどの歌唱力で見事に歌いこなし、私は客席で震えるような感動に振り回されました。とにかく曲がカッコいいんだよなぁ、ずっとずっと聴いていたい。そして、できることならこのメンバーのままでミュージカルとしての上演を実現させてほしいです。これはまた宝物のような演目に巡り逢ってしまったぞ。
 日曜、根岸Sはセイクリムズンとテスタマッタ、フェラーリピサという「キミたちもうちょっと上に行くコだと思ったのにね」トリオで固めてみよう。京都牝馬Sはエリンコート「キミ、オークス馬としてそろそろどうにかしなきゃ」からダンスファンタジア、メルヴェイユドールへ。

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2012.01.21

SPAM-a lot!

Spamalot
 赤坂ACTシアターで「モンティ・パイソンのスパマロット」を観て来ました。あーいやいやもー、途方もなくくだらなくて中身がなんにもない!(笑)…私が好きな幾多の馬鹿ミュージカル、たとえば「プロデューサーズ」ならショービジネス万歳とか「ペテン師と詐欺師」なら男の奇妙な友情のカッコ良さとか、なんらかのテーマやメッセージはある。でも、この「スパマロット」は、ない。なんにもない。何らかの感動を得ようとして途中で「もしかして…」と身構えるとスカされる、裏切られる。ただただ続くダラケた会話、しょーもない演出、ゆるい歌、登場人物のどうでもいいやりとりに笑っていればいい。ある意味画期的な作品ですね。楽しかった。しかしよくもこんなのがトニー賞最優秀ミュージカル作品賞なんて獲ったもんだ…トニー賞、恐るべし。出演者では池田成志さんのハイクオリティな役者力と彩吹真央さんの図抜けた歌唱力&吹っ切れっぷりに拍手喝采。典型的ミュージカル曲を徹底的にパロディに仕上げたナンバーにはひっくり返って笑いました。殺人ウサギ、かわいい。ぬいぐるみが欲しいぞ。
 さて、AJCCはルーラーシップとトーセンレーヴを裏表で厚めに。ネヴァブションは今回は走る方の順番かな。平安Sはエスポワールシチーがどんなレースをするかだけが興味の的です。

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2012.01.15

無茶するわー!

Asakusa2012
 新春浅草歌舞伎を観て来ました。昼夜通しで「南総里見八犬伝」「廓文章」「敵討天下茶屋聚」とたっぷりのプログラム。いやー堪能しました。今年の6月には猿之助を襲名する市川亀治郎さんが全編にわたって八面六臂の大活躍。八犬士の揃う場面はカッコよくて拍手拍手。そして、歌舞伎ってなんか色々と「無茶するわー」っていう場面が多いんですけど(設定的にも物語的にも演出的にも)、特に「天下茶屋」などは相当あっちこっち無茶でとても面白かった(笑)。ひいきの中村亀鶴さんの演ずる早瀬伊織の非業の死はホントに気の毒で、彼が無残に殺される幕が終わった時は心底「ひどーい」と怒り泣きました。その殺人犯のすっげぇ悪い奴のはずの元右衛門が客席を逃げ回ったり馬の上でおどけたりものすごい役者いじりを見せるところなんかは涙出るほど笑える。泣いたり笑ったり怒ったり呆れたり感心したり、気持ちが忙しい。感情の振られ幅が広すぎ。歌舞伎ってホントにとことんエンターテインメントなんですよね。
 京成杯は、コレいいんじゃないかなーと思ってるアーデントからプーラヴィータ、マナウス、キープビリービングと人気薄に流してみますよ。日経新春杯はトゥザグローリーとスマートギアを裏表、これだけ!

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2012.01.08

君を愛す…

Lacage2012_2
 日比谷・日生劇場にて「ラ・カージュ・オ・フォール」、開幕です。鹿賀丈史・市村正親コンビでの上演は前回がファイナルということになっていたはずが、あまりの好評ぶりに「ファイナル・アンコール」というかなり無茶な展開に(笑)。そうまでしてでも上演にこぎつけただけの人気作、素晴らしい盛り上がりの初日でした。やっぱり芝居はいいな、自分の日常にはどんなつらいこと、逃げたいこと避けたいことがあるとしても劇場にいる時間だけは全て忘れて泣いて笑って心の底から楽しい気分になれる。夢の世界ですね…特にこういう作品は。今回は「今この時をしっかり生きて愛して」という内容の歌がひときわ、心に響きました。去年1年のこと、今の自分の身の周りのことを色々考えても、本当に身近な愛する人を大切にすることが生きることなんだなぁと思います。ひっくり返るほど笑わせながらそういうことにも思いを至らせてくれる、作品の力ですね。
 金杯予想は東西でまぁ1勝1敗って感じでしたでしょうか。シンザン記念、ここは人気通りに買っておいていいのではと…キャリアを評価してトウケイヘイローから。ジェンティルドンナ、ピュアソウルのディープ産駒へ流しましょうか。オリービンまで押さえたら当たってもマイナスかなぁ。月曜のフェアリーSはシックスセンスの仔・チェリーメドゥーサ、トーセンベニザクラ、ダイワミストレスを三角買いで。

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2012.01.05

金杯で○○パイ!

Honjuin
 今年の初詣は有楽町線・平和台駅近くにある久遠山本壽院へ。こちらのお寺には僧形馬頭観音という珍しい石仏があるのです。馬頭観音といえば忿怒相で頭上に馬頭を戴いているものがほとんどですが、ここのお寺にある小ぶりな石の馬頭観音さんは顔がいきなり馬になっちゃってるんです。法衣をまとい、数珠を持って、なんともユニーク。のんびりしたお顔でかわいらしい。1800年代に愛馬の供養のために建てられたもののようです。今年もあちこちの馬頭観音巡りは続けたいですね。
 今年も金杯から競馬の始まり始まり。中山金杯はネヴァブション、トップゾーン、ダンスインザモアと私にしては珍しく高配当狙いで。京都金杯はシルポートを軸にダノンシャーク、マイネルラクリマ、タマモナイスプレイ、ガンダーラ。

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2012.01.01

明けまして新年

2012nengajo
 2012年になりました。旧年中は「馬なり〜」をご愛読いただき、ありがとうございました。長年にわたり、変わらぬ応援のお声を寄せてくださる皆様に心より御礼を申し上げます。
 昨年は本当に大変な1年でした…今年はすべての人が希望を抱いて歩んで行ける年になりますよう、お祈りしています。
 大晦日はTOKYO CITY KEIBAで過ごしました。東京2歳優駿牝馬に出走のショコラヴェリーヌ号の応援です(応援の理由については後日)。相手も揃って少々厳しいところかなと思いましたが、3着とがんばってくれました。単複買っていたのでほんのちょびっとプラスです。いや、実はその前に18.5倍というのをズバリ的中させてたから懐はホカホカだったのだー。私、ホントに大井には強いなぁ。知ってる馬がほとんどいないから邪念がないのかしら(笑)。
 というわけで今年もこのblogで当たらない予想をくり広げます。どうぞよろしく!!

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2011.12.24

惚れて惚れられて

Kazu2011
 草月ホールにて「石井一孝・たった一度のコンサート2011」を昼・夜と通しで観て来ました。ゲストに橋本さとしさん、サプライズゲストに岸祐二さんを迎えた楽しいライブ。楽しいなんてひと言で言っては申し訳ない、とにかく笑いすぎて顔が痛くなるようなトークあり、石井さんのお得意のAORあり、客席総立ちのロックチューンあり、クリスマスソングあり、オリジナル曲あり、さっきまで腹抱えて笑ってた客が一瞬にしてダダ泣きの「レ・ミゼラブル」や血湧き肉躍る「三銃士」ナンバーあり、今年は本業の舞台が忙しすぎて大好きなライブ活動がここまでまったくできなかった石井さんの渾身のコンサートでした。橋本さん&岸さんとのやりとりを観てて改めて思ったんですが、この人は本当に出る舞台出る舞台、共演者に惚れて惚れられて絆を作ってここまで来たんだなぁと。持ってる愛情の総量がとても大きくて、その愛と情熱は人にも音楽にも芝居にも惜しみなく注がれる。注いでも尽きることはなく、注いで溢れた分だけまた彼も満たされる。こういう人には本当に良い作品、良い役、良い共演者に恵まれてずっと好きなように走り続けていて欲しいです。こういう生き方をしてる人って、見ていて気持ちがいいですよ。
 さぁさぁ、いよいよ有馬記念ですよ。予想は公式を見てね。今回は好メンバー過ぎてしぼれませんでした。いいレースが見たいですね。土曜のラジオNIKKEI賞はゴールドシップから行きます。エネアド、ハッピーウィーク、エーシングングンへ。

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2011.12.19

いよいよ有馬…!

Alacarute2
 更新遅れてすみません…また風邪を引いてしまいました。先日とは別の風邪のようで症状が全然違います。致し方なく病院へ行く用事が続いていたもので、用心しているつもりでもどうしてももらって来ちゃうんですね。変だなと感じたら急いで近所のお医者さんにかかるようにして仕事に支障を来さないように気をつけてますので、どうぞご心配なく。ってblogの更新に支障が出たか。面目ないっす。
 風邪を引く前の話ですが、青山円形劇場にて「ア・ラ・カルト2」を観て来ました。レストランを舞台に歌と芝居と極上の音楽で彩られた、大人の笑いがいっぱい詰まったショーです。もちろん目当てはゲストの石井一孝さん。あいかわらず面白おかしかった。つくづく、楽しい人だなぁ。今回は日替わりゲストがメニューに書かれた台本をその場で見て演じなければならない、そのヤッツケ感と目の泳ぐ感じとグダグダ感を笑いに昇華するという趣向でしたが、噛み合わないところや暴走しそうなところをうまく拾ってつなげてギャグにする高泉淳子さんの芝居勘が冴え渡っていました。こういうショーを観た後は、おいしい料理を食べて良いお酒を飲みたくなりますね…って私はまったく飲めないのだが。
 朝日杯の方もちょっと面白いスターが誕生した感じですね。来春が楽しみです。そして、さぁ、いよいよ有馬記念。歴史に残る名牝と三冠馬の対決、今年は盛り上がりそうだ!

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2011.12.10

身に覚えが…

Onayami
 ミュージカルコメディ「お悩みはご一緒に」を観て来ました。力のある役者さんの名前が並んで楽しみにしていたのですが、ちょっといろんな意味でちぐはぐというか、掴み所のない作品だったかなぁという印象です。せっかく排気量の大きいバイクを揃えたのに狭い体育館の中でお互いの距離を測りながらそろそろと動かしてるみたいな舞台上で、こちらへ圧してくる感じがないんですねぇ。お目当ての岡幸二郎さんは彼の持ち前の“ステキ”さが、どうにもこうにも余っちゃってる感じ。ゼロから作り上げるオリジナル作品というのは何につけ、難しいものです。あ、主人公が劇作家で、〆切り近いのに書けなくて一人でグルグル迷走する姿にはおおいに共感しました! そうそう、意味もなくひとりごと言ったり頭の中でキャラクターが動き出してくれるのを待ってジリジリしたり、いきなり踊り出したり歌い出したり。身に覚えがあり過ぎて痛い(笑)。
 阪神JFの予想は公式にて。土曜の中日新聞杯はどうもモヤモヤと勝ち身に遅いダンスインザモアからここ3連勝の勢いを買ってエクスペディション、いいかげんどうにかしないと見捨てるぞ、のドモナラズ。10歳馬マヤノライジンも押さえておこうかな。日曜のカペラSはレディルージュからデュアルスウォード、フェラーリピサへ。

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